ネット銀行の住宅ローンはお得? メリットとデメリット

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この記事でわかること

日銀のマイナス金利が解除され、住宅ローンの変動金利への影響が危惧される2024年3月現在。

少しでも低い金利で住宅ローンを借りたいと考える方も多いのではないでしょうか?

ここではネット銀行で住宅ローンを借りることのメリットやデメリットについて解説していきます。

金利の低さだけに惑わされず、ネット銀行が自分に合っているのかを確りと確認していきましょう!

ネット銀行とは?

そもそもネット銀行とはなにか?

ネット銀行 = 最小限必要な店舗のみを設け、主にインターネット上で取引を行う銀行

そのため口座開設から住所変更、ローン利用までありとあらゆる取引は全てオンラインで手続きする必要があります。

昨今は実店舗のある銀行でも通帳の発行が無くなってきましたが、ネット銀行は基本的に通帳はありません。

ネット銀行の例

・楽天銀行

・auじぶん銀行

・住信SBIネット銀行 

・イオン銀行

・ソニー銀行

・PayPay銀行

ネット銀行でも住宅ローンを利用できる?

ネット銀行は今までの長い歴史のある銀行とは少し毛色の異なる運用方針の銀行です。

長い間閉鎖的だった銀行取引の中に入り込むために、【え、こんなことも!?】と感じるような斬新なサービス提供を行っている事も有ります。

そんな毛色の違うネット銀行ですが、殆どのネット銀行でローン商品の提供を行っております。

基本的に最低限の店舗数で営業を行っている為、営業コスト少なくすみ、結果として比較的低金利でのローン利用が可能なことが多いですよ!

ネット銀行の住宅ローンを利用するメリットとは?

ネット銀行の住宅ローンを利用するメリットとは・・・☟

① 低金利

2023年3月時点での金利となりますが・・・

各銀行の変動金利(例)

auじぶん銀行 ⇒ 0.219% ネット銀行

住信SBIネット銀行 ⇒ 0.298% ネット銀行

イオン銀行 ⇒ 0.380% ネット銀行

三菱UFJ銀行 ⇒ 0.345%

某地銀 ⇒ 1.175%

これらは記事作成時点での金利ではありますが、上記の様にネット銀行は抜群に低い金利での住宅ローン借り入れが可能です!

三菱UFJ銀行は店舗数が多いわりに金利が非常に低いのでさすがはメガバンクといったところでしょうか。

これらの金利は2024年3月末時点での金利です。

この金利+団信保険料ですので、若干これよりは高くなりますがそれでも地銀などと引くするとかなりの低金利ですね!

② 充実した団体信用生命保険(団信)

基本的な補償内容(死亡+高度障害)はもちろん、ネット銀行独自の補償内容が充実しています!

団体信用生命保険(団信)の例

・楽天銀行 ⇒ がん(50%補償)、余命6ヶ月、就業不能1年を付けても0円!

金利+0.2%でがん補償100%を付与可能!

・auじぶん銀行 ⇒ がん、4疾病、全疾病長期入院を付けても0円!

何らかの理由で31日以上入院した場合に住宅ローン支払いが保証される【月次返済保証】という制度も無料で付与!

・住信SBIネット銀行 ⇒ 40歳未満の人は3大疾病50%補償が0円

ケガや病気で働けなくなった場合にローン返済が一定期間免除、継続して就業不能の場合返済を免除、この2つが無料です!

・イオン銀行 ⇒ がん100%補償が金利+0.1%で付与可能!

がん100%補償は一番低い0.1%

イオンならではの【毎日の買い物5%off】も魅力的!

・ソニー銀行 ⇒ 金利+0.1%でがん保障100%100万円支給!

がん先進医療給付金1,000万円も付与されます!

これがあればがん保険不要か!?

・PayPay銀行 ⇒ がん保障50%が無料+がん診断給付金100万円0円!

こちらも無料でがん保険が付いてくるようなもの。

がん保険を解約してお金を浮かせられる!?

③ 来店不要

個人的には一番のメリットがこれ!

基本的な全ての取引がネット、メール、郵送で完了します!

契約書の作成や押印などを不要としたネット銀行も!

一般的な銀行とネット銀行の手続きではこんなに違う!

一般的な銀行での流れネット銀行
① 銀行の融資担当者にアポ取り① ネットで申込書類を作成+必要書類の準備
② 銀行窓口で説明および事前書類受取② 事前申請を行い結果待ち
③ 書類の記入+必要書類の準備③ メール等での審査結果連絡
④ 銀行の融資担当者にアポ取り④ ネットで本申請書類を作成+必要書類の準備
⑤ 銀行窓口で書類点検+事前書類提出⑤ 本申請を行い結果待ち
⑥ 事前審査の結果待ち (1~2週間程度)⑥ メール等
で審査結果連絡
⑦ 原則電話にて審査結果の通知+次回訪問のアポ取り⑦ 金消契約
⑧ 銀行窓口で本審査の説明+書類受取⑧ 住宅ローン実行
⑨ 書類の記入+必要書類の準備
⑩ 銀行の融資担当者へアポ取り
⑪ 銀行窓口で書類点検+書類提出
⑫ 審査の結果待ち (1~2週間)
⑬ 原則電話にて審査結果の通知+次回訪問のアポ取り
⑭ 金消契約
⑮ 住宅ローン実行

一般的な銀行でローン申し込みする場合は何度も足を運ばなくてはならない上に、基本的には平日の窓口が開いているときに訪問する必要があり、時間を調整するのがすごく大変!

その点、ネット銀行は24時間自分の空いた時間で書類を作成すれば申し込みが可能です!

ネット銀行の住宅ローンを利用するデメリットとは?

ここまで良い話ばかりでしたがネット銀行取引のデメリットは・・・☟

審査が厳しい

・制度適用の条件が解りづらい

・手続きに時間がかかる

・対応できない物件がある

・直接相談が出来ない

これら以外にも人によってはデメリットと感じる部分はあるかと思います。

① 審査が厳しい

一般の銀行と違い、担当者と言葉を交わすという状況が存在しない為、申込書類に記載された事項のみで審査が行われます。

そのため、一般の銀行よりも勤続年数、雇用形態、年収などの必須条件を厳しく審査します。

また、一般の銀行であれば未記載の債務について問い合わせがある事も多いですが、ネット銀行の場合は記入漏れの確認は行ってくれず、悪質な隠ぺいと判断され審査落ちと判断されるケースも・・・

② 制度適用の条件が解りづらい

団体信用生命保険(団信)を始めとする様々な制度。

一般の銀行であれば担当者に詳しく説明を求めることも可能ですが、ネット銀行を利用した場合はそうはいきません。

要件などは全てサイトに記載しているだろう!!

なんて冷たくあしらわれることも少なくありませんし、そもそも何を聞けばいいのかもわからないなんてことも・・・

金利や補償内容はでかでかと掲載されていますが、実際に適用となる場合は一番下の方に※で書かれている事も多いですね・・・

③ 手続きに時間がかかる

基本的にはメールや郵便でのやり取りですので、スムーズに進めば一般の銀行よりも早く手続き可能です。

しかし、書類の不備等が多発すればその都度郵便のやり取りが発生する可能性もありますので、場合によってはネット銀行の方が時間がかかる・・・なんてことも!

④ 対応できない物件がある

多くのネット銀行では借地権の物件は取り扱ってくれません。

また、築年数が35年等の所謂中古物件なども取り扱わないケースが多く存在します。

こういったケースでも、一般の銀行ですと取り扱ってくれる銀行もありますよ!

⑤ 直接相談が出来ない

個人的には一番のデメリット!

そもそも住宅ローンは契約の手間がものすごく多いです。

事前審査申込書類一式、本審査申込書類一式、物件情報書類一式、印鑑証明、本人確認書類、団信告知書、登記簿謄本、土地建物権利書等々・・・

住宅ローン契約を行わない限り見ることもないような書類のオンパレードです。

・そもそも意味が解らない

・何を聞けばいいのかわからない

・自分に何があっているのかわからない

・・・なんて人は結構多いです!

特に団体信用生命保険(団信)は本当に困った時に必要な重要な制度!

確りと中身を把握しておかなければ、困った時に使えないなんて危険性も・・・

一般の銀行ですと申し込みの際には担当者が付きますので、何も聞かなくても重要なことは確りと教えてくれます。

何か気になる点があればその場で質問が可能ですから、よくわからないけどとりあえず契約という危険性は大幅に減ります!

まとめ

以上がネット銀行で住宅ローンを利用する事のメリットとデメリットです。

ある程度の知識のある方ですとデメリットは然程気にならないでしょうから、ネット銀行を積極的に利用するのも良いかもしれません。

個人的意見にはなりますが・・・

おススメの住宅ローン利用

① メインバンク(一般の銀行)にて初回の住宅ローンを借入

初回手続きは一番大変!プロに相談しながら進めましょう!

② 固定金利3年or5年で契約

初回借入の固定金利3年はかなりの低金利です。

金利上昇リスクに備えるためにも3年程度がお勧めです!

③ 固定期間が満了もしくはネット銀行の金利が大幅に低い場合は借換を検討

住宅ローンは1年以上の借り入れ実績があれば他行での借換が可能です!

延滞などの金融事故が一度でもあると借換不能になるので要注意です!

④ ネット銀行で借換

既に一度契約を行っていますので、疑問は少なく、自分が解らない部分も明確と思います。

確りと理解したうえで低金利で借りましょう!

個人的にこの流れがお勧めです。

住宅ローンは初回申し込みが一番大変です。

この一番大変な部分をプロの手を借りながら乗り切り、借換のタイミングでネット銀行の恩恵にあやかるのが一番かと!

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