この記事でわかること
近年では電子マネーを始め、現金以外の決済手段がどんどん増えてきていますが、未だに一番利用者が多い【クレジットカード】
手元資金は無いけれど、高額な物品を購入する時に殆どの方が利用するであろう【ローン】
クレジットカードもローンもとても使い勝手のいい便利なものではありますが、どちらも利用する為には審査に通過する必要があります。
この記事では各制度の以下2点について解説を行います!
・なぜ審査に落ちてしまうのか? 【理由】
・審査に落ちてしまう場合はどうすればいいのか? 【対策】
審査を通過する為には前準備が重要です。
この記事を最後まで確りと確認し、万全の状態で審査に臨みましょう!
なぜ審査に落ちてしまうのか?
審査に落ちてしまった時、審査会社やカード会社、担当者などに
なんで落ちたの?
理由は?
と尋ねたことはありますか?
審査を行った本人が問い合わせたとしても、理由は教えてもらえなかったのではないでしょうか?
審査落ちの理由を教えることは原則禁止されておりますので、理由は自分で探す必要があります。
ここでは審査落ちの理由として可能性が高いものを挙げていきますので、該当する項目が無いかをご確認下さい!
① 申込内容に問題がある
当然ですが申込書類に問題があった場合は審査に落ちてしまいます。
主な問題項目は☟
・申込条件を満たしていない ⇒ 年齢制限、勤続年数不足など
・申込内容に虚偽がある ⇒ 職業詐称、既存債務の隠ぺいなど
・申込内容の不備 ⇒ 住所氏名年齢などの不記載など
虚偽以外であれば、担当者から問い合わせが来ることが殆どかと思います。
万が一虚偽の記載がバレなかったとしても、後から発覚した場合は即座に解約、全額返済などの法的措置が取られますので、虚偽申請は絶対に行わないようにしましょう!
② カード枚数が多すぎる
クレジットカードやカードローンの枚数が多いと審査に通過しづらくなります。
クレジットカードは後払い決済ですので、カード代金を支払うまでは借金をしているようなものですし、カードローンを複数契約しているといつでも自由に借金をすることが可能となってしまいます。
当然ながら、審査では利用代金や返済金を確りと回収できるのかを重視しておりますので、
他のカードや借金の返済にお金が回ると、我々の代金支払いが遅れる可能性があるな・・・
と判断されてしまえば審査通過は困難となってしまいます。
③ 債務が多すぎる
②と似た理由になりますが、既に多額の債務を抱えているような人が新たに借入やクレジットカードを持ったとしても、確りと返済してくれる可能性は低いと判断されます。
そのため身の丈以上の債務がある方は審査落ちとなる可能性が非常に高くなります。
④ 個人信用情報に問題がある
これは俗にいう【ブラックリストに載った】という状態です。
審査を行う際には個人信用情報照会という照会が行われ、これにより審査を申し込んだ人が過去に何らかの金融事故を起こしていないかを確認されます。
この個人信用情報照会は非常に細かく確認されますので、申込書類に記載のない債務やクレジットカードの保有状況なども全てばれてしまいます。
主に事故情報が登録が行われる場合は以下の通りです。
・ローン、クレジットカード、携帯料金などの支払いを長期延滞した場合
・代位弁済が行われた場合
・自己破産、個人再生、任意整理などの債務整理が行われた場合
支払延滞に関しては2~3か月以上の延滞を行った際に登録されるケースが多いですが、各会社の規約により前後する可能性があるので要注意です。
また、携帯端末分割払いの延滞、奨学金の延滞も事故登録されますのでご注意ください!
他にもレンタルショップでの返却漏れ【借りパク】等で登録されるケースもありますよ!
審査で見られる項目とは?
クレジットカードとローンはどちらも審査が行われますが、性質が異なる為、審査で重要視される項目も異なります。
自分が利用したいものが何を重視しているのかを確りと抑えておくことが重要です。
① クレジットカードの審査で重要視される項目
クレジットカードの審査において重要とされるのは項目と理由は・・・☟
・信用情報 ⇒ 個人信用情報に何らかの登録がある場合は審査に大きく影響します。登録の内容によって影響度合いは異なりますので、登録があっても審査に通過する可能性はあります。
・職業 ⇒ 安定した収入の有無は返済能力に直結するので重要視されます。無職の場合は審査通過はほぼ不可能です! ※主婦(配偶者の年収次第)、学生(親の収入)で判断されます。
・年収 ⇒ カード代金の返済に必須なため重要です! ※100万円以上の年収があれば一般カードの審査は通過可能な水準です。
・クレジットカード保有状況 ⇒ 既に複数枚保有しており、リボ払いなどの高額利用がある場合は返済が滞る可能性が高いと判断される可能性があり要注意です。
・居住実績 ⇒ 賃貸の場合や居住年数が短い場合は夜逃げリスクがあると判断される危険性があります。
② ローン審査の場合
ローンの審査において重要とされるのは項目と理由は・・・☟
・信用情報 ⇒ 個人信用情報に何らかの登録がある場合はほぼ審査に通過することが出来ません
カードローン等の場合は通過するケースもありますが、ローンにおいて信用情報に登録がある事は致命的です!
・職業 ⇒ 安定した職業の有無は返済能力に直結するので重要視されます。無職や主婦、学生、パート社員等の利用は困難です。
自動車ローン等の場合は連帯保証人をつければ利用可能なケースもあります!
住宅ローンは正社員以外はほぼ不可能です・・・
・年収 ⇒ 返済に必須なため重要です!
返済比率が超重要です。
年間返済金額÷年収=30%以上となると厳しい印象です。
・クレジットカードの枚数、利用状況 ⇒ 高額な分割残高やリボ払い残高があると審査に大きく影響します。住宅ローンの場合は枚数も要注意!
お付き合いで作成したクレジットカードが多すぎて審査で引っかかってしまったケースもあります。
審査の1ヶ月以上前には可能な限り不要なカード類は解約しましょう!
※信用情報から削除されるのに時間がかかります!
・担保 ⇒ 主に住宅ローンで見られますが、必要金額に対して物件の担保価値が圧倒的に不足していると審査に通過できません!
新築であればほぼ問題ないですが、建替えの無い中古物件ですと建物の価値はほぼ0ですので、借入金額に対し担保価格が不足するケースが多発します。
審査に落ちた場合に一番やってはいけない事!
審査に落ちた場合に、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるの精神で複数の審査を行うケースが見られますが、これは辞めたほうがいいです。
信用情報には照会された履歴が残りますので、複数の企業に審査を出していることがバレバレです。
こんだけ色々審査を出しているという事は、何らかの理由で落ち続けている可能性が高いな・・・
等と痛くもない腹を探られ、疑念を持たれる可能性が高くなってしまいます。
・審査は最大でも2~3社程度に絞り、万が一審査落ちした場合は対策を行うまで審査を申し込まないようにする
これを鉄則とし、審査落ちの場合は以下の対策を行ってから再度申し込むようにしましょう!
審査に落ちてしまった場合の対策とは?
残念ながら審査に落ちてしまった場合は、すぐに再審査を行うのではなく、気持ちを落ち着かせ☟の対策を行うようにしましょう!
① 時間を置く
シンプルですが一番効果的な対策です。
審査落ちとなる理由の中で可能性が高いのは・・・☟
・信用情報に問題がある
・債務が多い
・年収が低い
・勤続年数や居住年数が短すぎる
これらは基本的には時間を置けば置くほど改善していきます。
勤続年数などは徐々に増加しますし、年収も大抵の場合は徐々に上昇していきます。
債務は延滞していなければ徐々に減少していきますし、信用情報登録も問題が解決していれば最大でも5年程度で登録が抹消となります。
シンプルイズベスト!
可能であればですが、時間をおいてから再審査を行うのが一番の解決策です!
② 既存債務を返済する
これも審査落ちした場合の理由として可能性が高い項目です。
まずは自分の債務内容を確認してみましょう。
クレジットカードの未払残高(分割、リボ払い)は高額でないでしょうか?
既存の借入はどの程度ありますか?現時点の返済比率は30%以下ですか?
既に借金まみれの方は必然的に審査に通過しづらいです。
まずは自分の状況を再確認し、過剰な借り入れ申し込みとなっていないかを確認しましょう!
現時点での返済が厳しいようでしたら時間を置くしかありません・・・
③ 信用情報照会を行う
続いて信用情報に問題があるケースです。
信用情報に登録が行われるケースは先ほど確認したように・・・☟
・ローン、クレジットカード、携帯料金などの支払いを長期延滞した場合
・代位弁済が行われた場合
・自己破産、個人再生、任意整理などの債務整理が行われた場合
これらの理由によって信用情報に関しては登録が発生してしまった場合時間を置く以外の解決方法はありません。
しかしながら、ここで注意しなければいけないのが・・・
信用情報登録が抹消されるのは登録の原因となった金融事故が解決してから所定の期間を経過した場合です!
つまり、延滞で登録がされてしまった場合は、その債務を完済しない限り10年経過しようが20年経過しようが登録は抹消されません!
そのため、自分で信用情報照会を行い☟を明確にする必要があります!
・信用情報登録がされているか?
・登録されている場合はその理由
ここを明確にし、登録抹消に向けた行動をすることで信用情報を綺麗にすることが可能となります!
まとめ
以上が審査落ちをしてしまった場合に知っておくべき知識です。
審査落ちしてしまった時こそ冷静になる必要があります。
審査は以下の流れを意識してみるのがお勧めです!
① 審査申し込みは2~3社以内に留める
② 審査落ちした場合はすぐに再審査を申し込むことは厳禁
③ 冷静に審査落ちの理由を分析する
④ 審査落ちの理由毎に対策を練る
⑤ 再審査を行う
最低限この流れを忘れないようにしましょう!
もちろんこれらを実行しても再度審査に落ちる可能性は0ではありません。
どうしても審査に落ちてしまう場合は☟のようなプロにご相談してみるのも良いかもしれません!