ローン担当者が住宅ローンの特徴と知っておくべき項目を簡単解説

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住宅ローン
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住宅ローンとは

皆さんご存じかと思いますが、住宅ローンとはその名の通り

【住宅の購入に使用するローン】

となります。

住宅というのは人生で一番大きな買い物とも言われる物です。

住宅ローン利用を検討される方も数多くいらっしゃると思われますので、ここで確りと住宅ローンについて学んでいきましょう。

住宅ローンの特長

目的が住宅の購入になる性質上、他のローンとは以下の2点で大きな違いがあります。

① 借入期間が長い 

住宅ローンん平均借入期間は35年

マイカーローンの平均借入期間は3~5年

② 金利が低い   

他にも商品性など色々と違う点はありますが、利用者側が感じる大きな違いはこの2点でしょう。

ではそれぞれの理由と、おおよその水準を見ていきましょう。

① 借入期間の長さ

住宅ローンは住宅の購入を目的として利用されます。

その為、住宅の購入費用は物件により大きく変動しますが、概ね数千万円程度と高額になります。

高額な購入費用を賄う為、高額な借入を行うものの、それ短期間で返済するのはかなり厳しい物となり、概ね完済までは35~40年程かかることが予想されるので

一般的に住宅ローンの借入期間は35年や40年が借入期間の上限

として定められているケースが多くあります。

住宅ローン借入事例

実際に一般的なケースで考えてみましょう。ここでは年収を400万円と仮定します。

年収400万円の方が3,000万円の住宅を購入したいと考えた場合、年収を元にした単純計算ですと

【3,000万円÷400万円】7.5年となりますが、実際はそう単純な話ではありません。

年収の中からは税金や生活費その他にも様々な出費が差し引かれますので、実際に支払に充てられるお金はせいぜい月額8万円程度ではないでしょうか?

月8万円の返済を12ヶ月となると年間の支払額は96万円

年96万円の返済で3,000万円を完済する為には、31年弱かかる計算となります。

では31年で完済できるのか?というとそうはいきません。

住宅ローンの利用中は金利が発生しますので最終的な返済額は3,000万円よりも増えます

金利分も含めると実際の返済金額は4,000万円前後、返済年数は35~40年程になるでしょう。

以上のように、実生活と返済額を加味すれば完済までに35~40年程かかることが予想される為、一般的に住宅ローンの借入期間は35年や40年が借入期間の上限として定められているケースが多くあります。

なお日本では一般的に60歳や65歳で定年という企業が多いので、借入期間の欄に【ただし申込者が65歳となる期間を限度とする】等の注意書きがある金融機関もあるのでご注意下さい。

② 金利が低い

①で説明した理由から、住宅ローンは他のローンと比べかなり長期間にわたり利用される借入となります。

金融機関は基本的にはお金を貸した時に発生する利息各種手数料利益を上げています

その為、住宅という担保(安全性)を確保した上で、まとまった資金を長期間貸し出すことで利息を安定的に受け取れる住宅ローンは金融機関にとってかなり割の良い商品となります。

現在の預金を初めとした金利全てが超低金利である事も1つの要因ではありますが、

各金融機関が顧客を取り合う様な現在の状況が生まれ、必然的に金利が下がり続けるような状態となっているわけです。

勿論、となっています。

まとめ

① 借入期間が長い : 住宅購入費用のため借入期間を長くすることが出来る

② 金利が低い   : 担保(住宅)+金融機関の顧客取り合い=低金利の借入が可能

上記の様に、幾つかの要因が重なったことにより、住宅ローンは他のローンとは一線を画した商品性を持っています。

長く付き合う事が予想される商品でもありますので、これを機に色々と住宅ローンについて学んで頂ければ幸いです。

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