何故落ちる? 銀行員が教える住宅ローンの審査に落ちた場合の行動! 住宅ローン 虎の巻② 

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住宅ローンの審査に落ちてしまった

この記事では残念ながら住宅ローンの審査に落ちてしまった時に行うべき対処法をご説明致します。

住宅ローンに落ちてしまうことはとても残念ですが、数百万~数千万円という大きなお金を扱うので、審査が厳しいのは当然ですし、落ちてしまう事もそれ程珍しいことでもありません。

しかしながら殆どのケースで審査に落ちた理由についての説明が行われませんので、落ちた原因が完全には解りません。

自分が審査に落ちてしまった原因を確りと確認し、次の審査に向けて準備を進めましょう。

審査に落ちた原因を考えてみる

金融機関の審査に落ちたからといって、別の金融機関の審査に落ちるとは限りません。

しかるべき対処法をとればローンの審査を通すことは可能ですので、先ずは審査に落ちた原因について確りと自己分析を行っていきましょう。

だいたいの人は【自分には何も問題が無いはずだ】と考え審査を出しているでしょうが、意外と自分が知らないところで何かしらの問題が発生しているケースも少なくありません。

自分では何も問題が無いと思っていても、思い返してみると【クレジットカードの支払が遅れた】【DVDの返却をし忘れた】など細かいミスをしてしまっていることがあります。

こういった細かいミスは1個思いつけば10個ぐらいは同じようなことをしていると思った方が良いでしょう。

金融機関等が審査を行う時は申込者の【個人信用情報】を必ずチェックします。その際に上記の様な細かいミスが【個人信用情報】に記載されていると「この人は住宅ローンの返済も滞るかもしれない」と金融機関に不信感を与えてしまい、結果として細かいミスが審査に落ちる原因となり得るのです。

このように金融機関は【個人信用情報】を必ず確認しますので、自分が審査に落ちた理由に心辺りが無い場合は自分の信用情報を取り寄せて確認することが一番の近道となるでしょう。

勿論、ローンの希望額が年収に見合っていない場合や他の高額借入があった場合にも審査に落ちてしまうことはありますのでご注意下さい。

落ちた場合の対処法

審査に落ちた原因が判明したなら、次に行うことはその原因への対処となります。

1番簡単な方法、それは待つことです。

一度【個人信用情報】に問題となる項目記載されると、その情報が削除されるまでに最短で1年、最長で10年ほどの時間がかかります。

例えば事故情報は5年間掲載されますので、2年前にクレジットカードの支払が滞った方の場合3年後にはその事実が削除されると考えられます。

そのため、3年後に再度住宅ローンの審査を申し込めば審査に通る可能性が高まるでしょう。

世の中の大半のことは時間が解決してくれますが、こと住宅ローンの審査に関しても同様です。一度審査に落ちたからといって気落ちせずに、次の機会をじっくりと待ちましょう。

また、確実ではありませんがミスを犯した理由についての説明文を添付するという方法もあります。

【何故そのようなミスが発生してしまったのか】【今後ミスが起きない/防ぐ方法】などを確りと説明することで金融機関の心証を換えることが出来ます。

私の顧客でもやむを得ない事由で一度引き落としが滞った顧客がいらっしゃいましたが、その理由と今後の見通しを審査書類の担当者意見として記載した事で審査に通過できた事例もあります。

ウソは勿論駄目ですが、本当にどうしようもない場合もありますので、確りと誠心誠意説明することをオススメ致します。

ミスを起こさないように生活する

審査に落ちた原因は判明したでしょうか?

原因が解れば次は時間をおくなり、説明を行うなりの行動に移すだけですが、もう一つとても大切なことがあります。

新しいミスを起こさないことです。

自分が審査に落ちてしまった理由が解り、確実な対処をしたとしても、新しく借金をしたり支払が滞ったりしてしまっては元も子もありません。

借金体質の方はお金の使い方を見直し、支払が遅れがちな人は口座振替を活用するなど、今までの自分の生活を確りと見直すといった小さな努力が大切です。

まとめ

① 審査に落ちた原因を探る

② 時間をおいて挑戦する

③ 金融機関へ誠心誠意説明する

④ 自分の生活を見直す

以上が住宅ローンの審査に落ちた際に先ず取り組んで欲しいことになります。

住宅ローンは高額なお金が動く取引ですので、金融機関もかなり厳しく利用者をチェックします。

原因と対処法を確りと確認し、住宅ローン審査通過に向けて頑張っていきましょう。

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