世帯年収別 住宅ローン借入金額の決め方

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適正な借入金額を知ろう

この記事では年収毎に住宅ローンの借入金額について解説していきます。

基本的には自分の年収をベースに借入金額を決定する事が多いかとは思いますが、

実際に金融機関に相談を行うと【もっと借りれますよ!】と担当者に言われ試しに多めの金額で審査を申し込んだこところその金額で承認が出てしまい・・・

当初の予定より借入金額が大きくなってしまった!

こんな人多いのではないでしょうか?

ついつい借りれるなら借りとこうと思い、予定以上の大きい金額を借入してしまいがちですが、借りられる=返せるでなないのです。

借りれるならと自分の身の丈以上に借り入れを行ってしまったがために最終的に返済で苦しい生活をしているという方も数多くいるのが実状です。

後から後悔しないように、自分に見合った借入金額を確りと把握する事はとても重要です!

あくまでも凡その目安とはなりますが、住宅ローンを検討する際の参考にお使いいただければ幸いです!

自分に見合ったボーダー(借入限度)を出すことはできるのか?

年収からボーダー(おおよその借入限度)を算出する事は可能です。

もちろん金融機関ごとに審査基準が大きく異なりますし、借入年数、資産状況なども審査に影響しますので、借入金額をボーダー以下に設定したとしてもでも審査に落ちてしまう事はあります。

しかしながら、信用情報等に大きな問題が無い状態での審査であればボーダー以下で審査落ちする可能性はかなり低くなります。

後から【こんなに借りる必要が無かった・・・】【毎月返済額が高額で苦しい・・・】等と後悔してもどうしようもありません・・・

あくまで参考程度とはなりますがご自分の年収に見合った(利用できる金額)を知っておくことはかなり重要となります。

Q 借入上限は年収の5倍ってホント?

たまに【年収の5倍までなら住宅ローンを借り入れできる】と自信満々に言う方を見かけますが、それは本当なのでしょうか?

例えば・・・年収1,000万円の方の借入上限は5,000万円になってしまうのでしょうか?

住宅ローンの平均は3,500万円程度が多いですが、年収の5倍となると年収700万円となってしまいます・・・日本人の平均年収は450万円程度ではなかったでしょうか・・・?

年収400万円だと借入上限は2,000万円?

今の時代こんな金額で家が建つと思いますか?

土地代だけでも1,000万円を超えることが多い昨今、年収の5倍程度では全然足りませんよ!

残念ながら年収の5倍等、年収のみを基準として語っているこれらの解説は概ねデマです。

金融機関の審査は年収のみで判断するのではありません。

Q 借入上限額はどうすれば出せるのか?

ではどうすればボーダーを出す事が出来るかですが・・・

おおよそのボーダーは返済比率で算出する事が可能です。

返済比率とは年間返済額が年収の何%を占めているかを表している数値となります。

算出方法は簡単で年間の返済額を年収で割るだけです。

年間返済額 ÷ 年収  = 返済比率    

とても簡単に算出できるこの数値が住宅ローンの審査ではかなり重要な数値となります。

Q 返済比率はどれくらいがいいの?

返済比率は以下の計算で算出可能です。

年間返済額 ÷ 年収  = 返済比率    

この返済比率ですが、大まかに以下の水準を覚えておくとよいでしょう。

返済比率の考え方

・0%~10% : ほぼ問題のない水準です。突発的なイベントにも柔軟に対応可能な経済状況です。

・11%~25% : 大きな問題は無い水準ですが、貯蓄状況によっては突発的なイベントに対応できなくなる恐れがありますのでご注意ください。

・26%~30% : 何もなければ返済を行う事に問題はない水準です。一定程度の貯蓄を保有したうえでローン利用を検討すると良いでしょう。

・31%以上 : 金融機関の借入ボーダーは35%前後ですが、この割合で借り入れを行うと、何かあった時に返済が滞る可能性が非常に高くなりますので要注意です。

以上が返済比率に対する大まかなイメージとなります。

個人的には20%以内に収まるようであれば概ね問題のない水準かと考えますのでここを目安に考えていただくとよろしいかと思います。

金融機関の担当者の言葉を鵜呑みにし、返済比率30%以上の高額借入をしてしまうケースが多く発生しております。

完済までの生活状況の変化(子供の成長、退職、物価上昇等)に対応できるかを想定する事が重要です!

※返済比率は普段の生活水準(生活費や教育費、家族構成)などによっても大きく変わりますのであくまでも参考程度に考えることを忘れないでください!

年収400万円のご家庭で返済比率15%に抑えられたとしても、毎月の食費で20万円など身の丈に合わない生活をしていると生活は苦しくなってしまいますよね!

Q 年収別の借入限度額はどれくらい?

返済比率をベースにしたおススメの借入限度額は以下の通りです。

年収別 おススメ借入限度額一覧  ※35年ローン(420回払)で想定 金利は別途発生

・年収300万円以下 ⇒ 2,000万円以下 毎月返済額 50,000円程度

・年収300万円~400万円 ⇒ 2,000万円~3,000万円 毎月返済額50,000円~80,000円程度

・年収400万円~500万円 ⇒ 3,000万円~4,000万円 毎月返済額80,000円~100,000円程度

年収500万円~600万円 ⇒ 4,000万円~5,000万円 毎月返済額100,000円~130,000円程度

・年収600万円~800万円 ⇒ 5,000万円~7,000万円 毎月返済額130,000円~180,000円程度

・年収800万円以上 ⇒ 7,000万円以下 毎月返済額 180,000円以上

年収300万円以下と年収800万円以上はあくまで目安程度にお考え下さい。

年収が100万円上昇すれば、借入金額が1,000万円程度上昇するイメージです。

ただし、これらはあくまでも返済比率を基準として計算した、おススメ借入限度額となります。

実際に借り入れを行う時は毎月返済額の方を重視して検討したほうが良いでしょう。

まとめ

以上が住宅ローンの借入を検討する際に重要な考え方とおススメ借入金額です。

最後に重要なポイントを再確認しましょう。

借入を行う際の重要ポイント

・自分の年収に見合った借入金額を知る! ⇒ 毎月返済額を把握しよう

借りれるからと借りすぎない! ⇒ これから30年以上返済は続く

・返済比率と生活水準の両方を考慮しよう! ⇒ 返済比率はあくまで目安

金融機関の審査は返済比率35%程度でも通過してしまうことがあります。

大きい買い物だからこそ、妥協したくない、借りれるだけ借りたいという気持ちもわからなくはありませんが、万が一返済が滞った場合に苦労するのは借入を行った皆さんです。

ここで学んだ知識を活用し、後悔のない選択が出来るように祈っています!

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