プロが教える!5分で解るローン対策 解説(後編)

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知っていると得をするオススメ知識

本記事はローン対策一覧表の各項目を詳細に解説している記事となります。

本記事をご覧頂く前に以下の記事をご覧頂くと理解が深まりますのでよろしく御願い致します。

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担保評価

担保とは金融機関から借入を行う際に、金融機関から要求される物で、一般的には住宅や土地が該当します。

担保は債務者の返済が困難となった場合に金融機関の所有物となり、その担保を売却して少しでも債務を回収することを目的として要求されます。

【家を担保にお金を借りる】

といった表現を聞いたことがあるかと思います。

そんな話が実際にあるの?と思うかもしれませんが、よくよく考えると実は住宅ローンを利用する時がこれに該当します。

住宅ローン利用時には土地や建物に抵当権が設定されます。

これが担保としてとられたと言うことです。

抵当権等の専門用語についてはこちらをご確認下さい。

住宅ローンの審査を行ったことがある方は審査の時に土地や建物の情報を記入したことがあるかと思います。

金融機関はこの情報を元に、その土地や建物の担保評価を行います。

要はその土地や建物に幾らぐらいの価値があるのかを調べるわけです。

当然ではありますが、このときに借入額が高額にもかかわらず、担保評価が明らかに不足している場合ではローン利用を断られる可能性が高くなります。

極端な例ですが、例えば住宅ローン5,000万円希望の所、担保評価額が500万円だった場合を想像してみて下さい。

どう考えても担保が不足して、借入額との釣り合いが取れていませんね。

初めに解説したように、担保は万が一債務を回収できない場合に金融機関がその補填に使う物ですので、当然ながら債務と釣り合いが取れている必要があります。

ローン利用を考える時は、事前に土地や建物の価値を確認しておくことが重要です。

担保評価での注意点!

① 借入額と釣り合いの取れる担保が必要!

② 申込前に土地や建物の評価額を確認してみよう!

特に新築の場合ですが、住宅ローンの審査に提出する書類の内【担保評価に関わる書類】の作成は不明点も多いかと思います。

新築ですとそこまで担保評価額が低くなることはありませんので、ハウスメーカーに依頼することをオススメ致します。

信用情報

年収に相当するぐらい審査に重要なのがこの信用情報です。

世間で言うブラックリスト入りというのは、この信用情報に事故登録が行われた状態を指します!

金融機関などは融資審査を行う際にこの信用情報を確実に照会します。

その際以下の項目は全て確認されることとなります。

信用情報で照会される主な項目

① 氏名  ② 生年月日  ③ 年齢  ④ 住所  ⑤ 電話番号

⑤ 契約内容【会社名/契約内容/契約年月日/残高/返済状況など】 

審査で重要視されるのは⑤の契約内容です。

この契約内容では主にクレジットカードの利用状況や、他社での借入を確認可能となります。

クレジットカード、借入供に、毎月利用額(返済額)、分割払いやリボ払いの利用状況、支払実績や延滞などの事故情報まで全て確認可能です。

事故歴アリ=審査落ちが確定するわけではありませんが、

基本的にはこの信用情報に事故歴がある場合、審査に通過できる可能性が大きく下がるという認識で間違い有りません。

事故歴というのは大まかに以下が該当します。

事故項目内容
長期延滞返済期日や支払日より61日以上または3ヶ月返済が遅れる際に登録される。
強制解約契約違反や長期延滞を理由に金融機関側が契約を打ち切ること。
クレジットカードやローンの契約違反、長期延滞が原因で登録される。
代位弁済債務者にかわり保証会社が返済を行うこと
主に長期延滞が原因で登録される。
債務整理返済不能となった債務者が弁護士に相談することで発生。
任意整理/特定調停/個人再生/自己破産のいずれかが登録される。
登録期間:契約終了後【完済後】概ね5年

基本的には【完済後5年程度で登録抹消】が行われます。

逆を言えば【完済するまでは半永久的に登録が残る】事となるので注意が必要です。

長期延滞の項目をみて61日までなら延滞しても良いんだ!

と考える方も居るかもしれませんが、

会社によってはこれよりも短い期間で事故登録を行う会社もあります。

また、毎月の返済記録も確認可能ですので、一度でも延滞を行った事実はバレますので要注意です!

信用情報に事故登録が行われてしまった場合のデメリットとして

①クレジットカードが使用できない

②ローンが組めなくなる

③ETCが利用できない

④職業制限がかかる

などが挙げられます。

以外と知られていないのが③と④ですね。

ETCは後払いシステムですので事故登録者は使用できません

④の職業制限に関しては自己破産中という期間限定ですが弁護士や司法書士など一部の職業に制限が付きます。

自己破産完了後ですと職に就くことは可能です。

信用情報に不安がある方は自分で調べることも可能なので以下を利用することも検討すると良いでしょう。

各事故項目は以下の様に確認出来ます。

表示マーク内容
請求通りor請求額以上の返済があった
P請求額の一部が返済された
R債務者以外から返済があった
A債務者の事情で、返済日に返済が無かった(未返済)
B債務者の事情とは無関係の理由で返済が無かった
C原因不明で返済が行われていない
請求も返済も行われなかった
空欄金融機関などから情報の更新が無かった
例) Aが3回並ぶと長期延滞の事故登録が行われる

多くを語ってしまいましたが、かなり重要な部分ですので、確実に抑えておくことをオススメ致します。

以下に簡単にまとめますので、再度ご確認下さい。

信用情報で抑えるべきポイント!

① 年収と同様に審査における最重要項目!

② 自分の信用情報に不安があるなら事前に確認しよう!!

③ 事故(延滞)は起こさないことが大前提!万が一事故を起こした場合は完済後5年程度は情報が残る!

④ 事故を起こしてしまった場合は完済後5年経過した後に審査を行うのがベスト!

事故情報=審査落ちとは限らないので可能性は0ではありません・・・

複数申込

これは少し特殊な項目ですが、ローン審査を同時に複数行うことをオススメしないと言うことです。

例えば住宅ローンの申込を行う時にA銀行、B銀行、C銀行、D銀行、E銀行の5つの銀行で同時に事前審査を行う場合などが該当します。

住宅の購入はスピード勝負という事情もわかりますし、住宅ローンの審査は他のローンに比べれば時間がかかる事も事実です。

そのため、万が一審査に落ちる可能性を考えると複数を同時進行する事は有効に思われます。

ですが!オススメ出来ません!!

何故?と思われる方も多くいらっしゃるかもしれません。

何故複数審査を行いたいのですか?

審査に落ちる可能性があり心配だから・・・】でしょうか?

何故審査に落ちる可能性があるのでしょうか?

【実は過去に延滞をしたことが・・・】そうでしたか・・・

それが怖くて沢山審査を行ってしまうのですね。

どこか1社でも通過できればいいなと思いまして・・・】

その考えが甘い!!!

当然ながら全てのケースがこれに当てはまるとは思いませんが、実際にこの様な事例はかなりの多く存在します。

実は、信用情報照会は履歴が残りますので、他の金融機関で審査を行っている回数が全てバレてしまうのです。

そのため金融機関は複数審査を行っている人が居た場合

① 色々なところで審査を受けているな・・・信用情報に問題有りか?

② 他で審査落ちしたからここに来たのか?

といった邪推をしてしまい、審査に若干ながら影響を及ぼすケースが多いのです。

もちろんこういった場合でも審査に通過できるケースも多いので、確実に影響すると断言できるわけではありません。

しかしながらこういったケースで申込を行う方の多くに、信用情報に難ありの方が多いのも事実です。

痛くもない腹を探られる可能性が増える事にもなりかねませんので、あまりに多くの審査を行う事は避けた方が良いでしょう。

ローン審査に下手な鉄砲も数打ちゃ当たるの精神は厳禁!!

審査に落ちた場合は冷静に自分の状況(年収/担保評価/信用情報など)を再確認しよう!

複数審査の注意点

① あまりに多くの審査を行うのは信用情報に問題有りと言っているような物!

② 審査を行う金融機関は多くとも3社程度に抑えるべし!

③ 審査に落ちた時はすぐに次の審査を行うのでは無く、自分の状況を精査すること!

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