投資の基本 ー 円安

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投資の基本
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円安・円高は味方

まず初めに、円安と円高は決して敵では有りません。

しっかりと理解して付き合っていけばとても頼もしい味方となります。

彼らは人付き合いが得意ではありませんがしっかりと寄り添っていけば必ずやあなたに答えてくれます。

この記事ではそんな【円安】の仕組みと上手な付合い方について学んでいきましょう。

※この記事を読む前に【投資の基本 為替リスク】の記事を読まれるとより理解が深まると思いますので、是非ご一読下さい。

【円安】【円高】ってなに?

そもそも【円安】【円高】ってなに?

そんな疑問を持たれる方も多いかと思います。

諸外国では外貨に触れる機会は数多くあるでしょうが、日本に住んでいる場合、海外旅行の経験があったり、外貨建て商品の取り扱いや運用をしていない限り、中々触れることも無いでしょうから仕方有りません。

前回の記事で触れたとおり、為替相場が大きく動くと外貨と円を両替しただけで【為替差益】【為替差損】が発生することになりますが、

【円安】【円高】というのは簡単に言うと為替相場がどのように動いたのかを表すものです。

【円安】とは?

ここでは【円安】についての説明していきます。基本的には読んで字のごとく

【円が安くなった/価値が下がった/弱くなった】

という事を表しています。

例えばニュースなどで【円安ドル高】と言った言葉を耳にすることもあるのでは無いでしょうか?

この場合円の価値が下がり、ドルの価値が上がったことを示しており、【1ドル=100円】が【1ドル=110円】となった場合に使われる表現となります。

価値があがってる?

あれ?100円から110円に上がってるじゃん。

価値が上がったんじゃ無いの?

と思われる方もいらっしゃるかと思います。

一見すると1ドルを両替した時に100円しか貰えなかったのが、110円貰えるようになったので、円を基準にして考えると円の価値が上がったように感じますね

ではこの動きを普段の買い物に置き換えるとどうでしょうか?

常に1ドルでリンゴを販売するお店があります。

為替レートが【1ドル=100円】だった場合、あなたは100円持っていればリンゴ(1ドル)を購入する事が出来ました。

ですが為替レートが【1ドル=110円】に変更にされた場合はどうでしょうか?

答えは簡単、110円持っていないとリンゴ(1ドル)を購入する事ができませんね。

今までリンゴを購入する為には1ドル分である100円しか支払わなくて良かったのに、今後は110円支払わなければ1ドルのリンゴを手に入れることが出来なくなってしまいました。なんだか損をしたような気持ちになりませんか?

これは詰まるところ、円の価値が下がってしまったので、相対的に今まで100円で購入できたリンゴ(1ドル)の価値が110円まで上昇してしまったことを意味します。

これが【円安ドル高】

つまり【円安】です。

上手な付合い方とは?

じゃあ結局の所【円安】って損するんじゃないの?

やっぱり外貨なんて手を出すべきじゃ無い!

と思われる方もいらっしゃるでしょうが、1つ思い出してみましょう。

最初の【1ドル=100円】が【1ドル=110円】になった時に、円を基準として考えた時、得をしているように感じませんでしたか?

それもそのはず、日本で暮らしている私たちにとって、普段使うお金は当たり前ですが【ドル】では無く【円】ですので、

円が多く手に入ればそれは利益と言えるのです。

例えば【1ドル=100円】のレート時に1,000,000円をドルに換えると、あなたは10,000ドルを手にします。

次に【1ドル120円】のレート時に10,000ドルを円に換えると、あなたは1,200,000円を手にします。

単純計算でこの両替によってあなたは円を200,000円も増やすことに成功したと言えます。

このように【円安】とは

【円を外貨に換える】時は

【外貨を円に換える】時には味方となるのです。

最後に

・【円安】とは円の価値が下がっている状態

・【外貨を円に換える】時に大きな味方に

【円安】という仕組みをできるだけ簡単に説明してみましたがいかがだったでしょうか?

このように金融用語は実際はそれ程難しくなく、ただただ難しくそして堅苦しく書いているだけなのです。

この記事を読んだ皆さんが少しでも金融知識を身につけられれば幸いです。

次回は【円高】についてまとめていきますので、よろしければご一読下さい。

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