
この記事ではローンの種類及び内容について解説していきます。
ローンは上手に使えれば怖い物ではありません。
目的ごとに適したローンを巧みに使い分け、生活の質を向上しましょう。
この記事を読んだ方が少しでもローンドへの正しい知識を深めて貰えれば幸いです。
ゆっくり勉強していってね
ローンとは

よし、今日はローンについて勉強していこうと思う。
そもそもローンがどんな商品でどのような仕組みか理解しているかな?

ローンとは借金であります!!
毎月決まった金額を支払って完済するものであります!!

妙なテンションなのは置いといて・・・
ローンを最大限簡単に言うとまりさの言うとおりだ。
ローンとはざっくり説明すると、まとまったお金を銀行から借りて、毎月決められた返済額を完済期日まで支払うといった商品になる。
・ローン : 借金を毎月固定金額で返済していく商品

まあ、これ位なら自分で利用していなくても何となく把握している人は多いだろう。

そうだな。
親戚のおっちゃんも家や車買う時にローン組んだとか言ってたし。
ローンって結構身近にあるから、何となくなら知ってるんだぜ。

うん、そんな感じで何となくの内容を知っているという人も多いだろうな。
だけど返済回数や金利との関係性、数多くある商品の中身なんかまで把握している人は少ないんじゃないかな?

あ~確かにそこまで詳細なことはよく解らないな。
種類も家と車のローンくらいしか知らないぜ。

よし、ではまずローンの種類について紹介していこう。
ローンの種類

細かい商品の前に先ずは大きく2つ分類した場合のローンについて説明しよう。
ローンの種類は大きく分けると【目的型】と【フリー】の2種類に分けることが出来る。
【目的型】というのは住宅ローンやマイカーローンのようにローンを利用する目的(使用用途)が限定されている場合に利用するローンの事だ。
使用用途が限定されている為、基本的に借入者が自由にお金を使うことは出来ないので注意が必要だが、後から説明する【フリー】に比べるとかなり金利は低く設定されている。
次に【フリー】だが、これはその名の通り、ローンを利用して借り入れしたお金の使い道は決まっておらず、借入者が自由にお金を使用することが出来るローンだぞ。
使用用途が決まっていないので自由性は高いが、その分【目的型】に比べると金利は高いので注意が必要だ。
・目的型ローン : 使用用途は固定、金利は低め
・フリーローン : 使用用途は自由、金利は高め

へえ~ローンでも自由にお金を使える商品もあるんだな。

カードローンなんかもこの【フリー】に属するな。
クレジットカードの分割払いやリボ払いに比べると金利は低いことも多いから、状況によっては利用を検討しても良いともうぞ。

どちらの性質を持ったローンを利用するかは、利用時の状況次第だろう。
自由度をとるか、金利をとるか、利用前に確りと考えてみた方が良い。

了解だ。
じゃあ、それぞれにどんな商品があるのか教えてくれ。

よし、では最初にメジャーな住宅ローンなどが含まれる【目的型】について紹介しよう。
目的型ローンとは

さっきも説明したが、目的型ローンとは目的(使用用途)が固定されているローンだ。
フリーに比べれば金利は低めだが、原則として借入者が自由にお金を使うことは出来ないぞ。

うんうん。これが住宅ローンやマイカーローンみたいなローンだよな。
目的以外に使えないってのは解るんだけど、中には車を買うって言って借りたのに、別の事に使ったりする悪いやつもいそうだよな・・・

お、悪い考え方だなぁ・・・

げへへ

だが残念ながらそれは不可能だな。

だにぃ!?

ベジータ?
銀行も馬鹿じゃ無い。対策はきちんとしている。
目的型ローンに関しては殆どの場合、ローン実行と同時に振込先への振込みも同時に行われる。
つまり、口座にお金が入った瞬間に、口座からお金が引出されるんだ。

な~んだ、じゃあ基本的に目的以外に使うのは無理なのか・・・

まぁ、振込先から返金されるお金があったりしたら、返ってきたお金に関しては自由に使えるかもしれないが、所詮は借金だ。
どうせ毎月返済しなければならないんだし、色々画策しても得をすることは無いから諦めた方が良いぞ。
目的型ローン
・ 使用用途は限定
・ 金利は低め
・ 口座にお金は残らない(入金と同時に振込み実行の為)

ま、私が考えるような事はとっくに対策済だよな。
じゃあ次はどんな種類があるのか教えてくれよ。
目的型ローンの種類(メジャー)

目的型ローンはいくつか有るが先ずはメジャーな物を紹介しよう。
有名所の目的型ローンは以下の通りだ。
目的型ローン (メジャー)
① 住宅ローン
② 自動車ローン(マイカーローン)
③ ブライダルローン
④ 教育ローン
⑤ リフォームローン

どれも何となくなら聞いたことがあるかもしれないな。
それぞれのローンは基本的に以下の支払で利用可能だ。
①は住宅の購入費用
②は自動車の購入費用
③は結婚費用(結婚式、新婚旅行、その他)
④は教育費用(学費、諸経費)
⑤は住宅のリフォーム費用

①と②はよく聞くから解るけど、③と④は初めて知ったぞ。
⑤はたまに聞くことがあるな。
結婚費用や学費なんかは結構かかるからなぁ・・・

そうだな。
結婚式は数百万かかるし、大学の学費だと4年間で400万円以上かかることも多い。
もちろんお金が足りない人が借りるのが一番多いが、万が一に備えて手元資金を確保しておきたいというような利用者も一定数いるな。

なるほどな。
万が一怪我や病気をした時にお金が必要になった時に、手元に余裕が無かったら大変だもんな。

そうだな。
そういった時に利用できるカードローンやキャッシングなんかだと、目的型ローンと比較すると倍以上の金利が発生することも多い。
資金はあるけど備えとして資金を確保しておきたいという場合なら、寧ろローンを活用することは悪いことじゃないぞ。

住宅ローンは高額だから殆どお金が足りなくて使わざるを得ないんだろうけど、その他のローンなら手元のお金で賄えることも多そうだ。
手元のお金を残して、敢えてローンを選択するってのも、ローンの賢い使い方と言えそうだな。

ローンも使い用だ。
自分の現状と相談しながら選択すると良いだろう。
ただ、個人的には③と④なら使う前によく考えた方が良いとは思うな。

ブライダルローンと教育ローンか?

うん。あくまで私個人の意見だ。
もちろん人生の節目だから確りとした結婚式を開きたいと思うことを否定するつもりは無いぞ。
でも、ブライダルローンを利用しないと結婚式が出来ないような状況なら、開催をやめたり、写真撮影のみにしたり、規模を縮小することを考えた方が良いと思うんだ。
結婚後には引越し、妊娠、退職、出産、子供の教育資金・・・等々、お金がかかるイベントが目白押しだ。
一番元の時点でわざわざ借金をする必要があるのかと考えると難しいよなーと考えてしまうんだ。
教育ローンに関しては一概に言えないかもしれないが、先ずは奨学金で検討すべきかなーと。

なるほどなぁ~、ローンは借金なんだから、先ずは他の方法がないか模索することは大事かもしれないな。
教育ローン使うくらいなら奨学金というのも当然だな。
・ローンはあくまで借金。
・ローン利用の前に代替案が無いかよく検討すること。
目的型ローンの種類(マイナー)

次に少しマイナーな目的型ローンについて紹介するぞ。
これについてはローン会社によって名称も取り扱いもバラバラだからあくまで参考程度に考えてみてくれ。
目的型ローン (マイナー)
① 医療ローン
② デンタルローン
③ 美容ローン
④ 事業ローン
⑤ 旅行ローン
⑥ ペットローン
⑦ サブカルローン
⑧ 自転車ローン

ざっくりこんな感じだ。
もっと他にも種類や名称があるがこの辺で勘弁してくれ。

いやいや、多いなあ~・・・
よく解らないのも混ざってるし結構混沌としてるな。

そうだな。
医療ローンとか自転車ローンとかなら何となく必要な時とか用途も解るだろう。
でも旅行ローンとかサブカルローンとかそんなの必要か?っていうのも数多く存在しているんだ。

借金してまで旅行する必要って有るのかな~?とか考えちゃうんだぜ。
サブカルローンって何に使うんだ?

コレクションの購入費用や遠征資金の費用に充当できるらしいぞ。

ひゃ~聖地巡礼にも使えるのか・・・
凄い商品があったもんだ。

コレクション収集家には我々には計り知れない熱意があるから、とんでもなく高額な商品を購入することも多い。
下手にクレジットやフリーローンで借り入れするくらいならこれを使用した方が金利も安いし良いだろうな。

確かに。
知ってると知らないとでは大違いな典型例だな。

そうだな、これを機に色々調べてみたけど他にも面白いローン商品が幾つかあったぞ。
お金が足りないけど欲しいものがあった場合は、安易にクレジットカードを利用するのでは無く、一度ローン商品が無いか調べてみるのも良いかもしれないな。
フリーローンとは

次は【フリーローン】の説明だ。
これも最初にざっくりと説明したが、改めて説明するぞ。
簡単に言うと読んで字のごとくフリー(自由)にお金を使うことが出来るローンの事だ。
使用用途が限定されない為、自分の使いたいことにお金を使える反面、目的型に比べると金利がやや高めなのが特長だな。

ほんとに何に使っても良いのか?

そうだ、原則的に使用用途は決められていないぞ。
強いて上げるとするならギャンブルや他社への借入返済に使うことを禁止しているローンもあるので注意してくれ。

(ちっ)
まあ、借金してまでギャンブルなんてやるやつ居ないと思うぞ~
他社の借入返済も駄目なのか?

【他社の借入返済への用途を禁止】等の記載がある場合はやめておいた方が良いだろうな。
フリーローンは目的別と違い、振込み処理などはされないからそのまま口座に現金が残るんだ。
そのためギャンブルや借入返済に充てることは簡単だし、そんなにばれることも無いとは思う。

ほう、じゃあバレずにギャンブルや返済に充てることも出来そうだな。

可能かもしれないが、私はオススメしないな。
というのも、ローンの利用時には契約を結ぶんだが、その条項に【虚偽の申請を行った場合、即座に全額を返済する】なんて文面がある事が殆どだ。
例えばフリーローンを契約した時に【生活費】に使うと申請していたのに、実際には借金の返済に充ててしまうといったケースが該当する。
この場合、【借入者が本当は借金の返済に充てる為に借入を行おうとしている】が【生活費として借り入れると虚偽の申請をしている】
この場合、虚偽の使い道が発覚した瞬間、銀行は全額返済させることが可能となるんだ。

・・・つまり、100万円の借り入れを行って他社の借入返済に使ったことがバレたら?

バレた瞬間に100万円即座に返金する義務が発生するな。

ひえっ

フリーローンには多重債務者向けに、複数の借入をまとめる為の【おまとめローン】のような商品を取り扱っているところもあるので、借金の返済が目的だったらそういった返済が許可されているローンを利用することをお勧めするぞ。

なるほどな~。
借金の返済なら無難にそっちを選んだ方が良さそうだ。

厳密には借入資金を借金返済に流用していることを証明するのは困難だから、然程問題にはならない場合が多いが、危険なことはしない方が良いだろう。

あ、ギャンブルは基本どのローンでも無理だぞ。

・・・ワカッテルヨ、ヤダナー
フリーローン
・ 使用用途は自由
・ 金利は高め
・ 口座にお金が残る
・ ギャンブルや借金返済は原則不可(借金返済を許可するローンもあり)
フリーローンの種類

主なフリーローンを以下の2種類だ。
簡単にまとめてみたので確認してみてくれ。
① フリーローン (名称は会社により違う場合が多い)
利用目的は自由だが、目的型ローンより金利が高め。
後述のカードローンよりは金利が低めなことが多い。
一度借入を行うと追加借入は出来ず、返済のみ。
② カードローン
利用目的は自由だが、目的型ローンより金利が高め。
前述のフリーローンよりは金利が高めなことが多い。
契約時に設定した限度額までは好きなタイミングで借入、返済が可能

フリーローンは会社によってそのままの名称の所が多いが、中には【おまかせローン】【しあわせローン】など名称を変えているローン会社もあるぞ。

しあわせローン・・・

2つのローンは金利と、自由度に違いがあるぞ。
金利に関しては【フリーローン<カードローン】となり、
自由度に関しても【フリーローン<カードローン】となる。

金利の上下は商品とか会社で違いがあるのは何となく解るけど、この自由度って何だ?

厳密には【証書型】と【極度額型】という違いがあるんだが、これについてはまた今度説明する。
簡単に説明すると
フリーローンは1回借入を行ったら、借入者が出来るのは返済だけだ。
後から追加で借入を行いたいと思っても追加することは出来ない。
返済に関しても毎月の返済額は決まっており、月ごとに返済額を選択することは出来ない。
カードローンは1度借入を行ったとしても、最初に決定した極度額の範囲であれば自由に借入や返済が可能だ。
最低返済額などが決まっている場合もあるが、その金額以上であれば月ごとのお財布事情に合わせて自分で返済額を決めることが出来るぞ。
① フリーローン
・ 契約時の借入金額から増額は不可能
・ 借入契約時に毎月の返済額を決定、変更は原則不可能
② カードローン
・ 契約時に極度額を設定、極度額の範囲内で自由に借入と返済が可能
・ 最低返済額はあるが、その額を超えれば毎月の返済額は自由

へえ~、カードローンを利用している人は結構いるって聞いたけど、話を聞いていると使いやすそうだし、使いたがる人の気持ちもわかる気がするな。

そうだな。この自由度は他のローンでは中々お目にかかれない。
カードローンは利用しなければ返済する必要も無いから、万が一に備えてとりあえず保有しておくという人もいるみたいだな。

確かに。
万が一の時の備えとして持っておくだけなら、そんなにデメリットが無さそうだな。

使わないに越したことは無いが、緊急時にはそんなこと言ってられないからな。
しかしカードローンの金利は3.0%~18.0%のように金利幅が大きな商品だ。
金利は主に借入者の資産や職業などで決定される。
公務員だと低めなことが多く、フリーターだと高めな事が多いな。
利用する際は確りと自分の金利を把握して使う必要があるから注意してくれ。

ここでも公務員か~
なんだかんだ公務員って得なんだな~
魔法使いは?

・・・無職かな~
銀行など、貸す側で見れば公務員は上客だ。
公務員はクビになることが殆ど無いし、給料は年々上がっていく。
更に支払が滞って職場に連絡が行くとマズいので資金に余裕が無くても借金返済を最優先にするケースが多い。
そのため他の職業の人より、安全にお金の回収が行える可能性が高いと判断されているんだ。

そう言われれば確かに良い客だな。
良い客は金利を低くするのは当然か・・・
まとめ
① ローンは【目的型】と【フリーローン】に区別できる
② 商品によって金利や用途は様々
③ 自分にあったローンを選択することで金利を低く抑えることが可能
④ 借入はあくまで最終手段。利用の前に代替案を検討すること。

ざっくりとしたまとめになってしまったが、心の片隅に常に置いておくといいだろう。

④のあくまで最終手段ていう部分は肝に銘じておくんだぜ。

今回は大まかな種類分けを行ったが、次回は金利や契約方法、担保の有無など、少し突っ込んだ内容を解説していくぞ。

これ以外のも色々違いがあるんだな~
頑張ってついて行くから頼むぜ。

よし、では一度休憩としよう。
何か買ってきても良いぞ。

お、なら何か食い物でも買ってくるかな。
今手持ちが無いから付合いで作ったカードローンを使って支払うかな。
いや~必要な時にすぐ現金が手元に用意できるなんて、カードローンは魔法みたいなんだぜ!!

お前話聞いてた!?