
この記事ではローンの種類毎に金利や契約方法、担保の有無などを解説していきます。
特に利用頻度の高いローンに重点を置いて解説しますので、正しい知識を深める助けになれば幸いです
ゆっくり勉強していってね
① 住宅ローン

先ずはローンと言ったらこれ。
住宅ローンだ。

いつものやつだな。

いつものかは解らないが、ローンと聞いたら殆どの人が思い浮かべるであろう代表的なローンだな。
住宅ローンの主な内容は以下の通りだ。
住宅ローン
種類 : 目的別(住宅購入)
金利 : 変動金利 or 固定金利
貸付種類 : 証書貸付
担保 : 有 (住宅+土地) ※無担保もあり
特長 : 長期借入期間・低金利・審査厳しい

他のローンではあまり無いが、住宅ローンは金利の選択が可能だ。
固定金利と変動金利はそれぞれメリットデメリットがあるので、自分の返済計画に合った金利を選択する必要があるぞ。

住宅ローンは他のローンと違ってかなり長期間の借入になるのも大きな違いだよな。

その通りだ。
他の自動車ローンなんかは長くても7~10年程だが、住宅ローンは30~35年程度とかなり長期にわたって借入可能だ。
まあ、目的がこれからずっと暮らすことになる住宅の購入だから当たり前と言えば当たり前だがな。

また、住宅ローンでは購入する土地や建物に抵当権と言う物を設定するので、実質的に家や土地が担保に取られていると言える。
また、金額もかなり高額な為、他のローンに比べると審査が厳しいことも知られているな。
あ、因みに借入金額が少なければ無担保住宅ローンの利用も可能だから覚えておくといい。

自動車ローンは200万円前後の利用が多いみたいだけど、住宅ローンは3,000~4,000万円借りる人も多いもんな。
そりゃ厳しいのも当然だ。

他のローンで審査に通過するので、住宅ローンを申し込んだところ審査に落ちてしまったという話もよく聞くな。
詳しい解説はこちらの記事で行っているから確認して見てくれ。

審査に落ちた場合の対処法もこっちで解説してるから参考にしてみてくれよな!

これらの記事でも解説しているが信用情報や年収、返済比率が重要なので、申込の前に確りチェックする事をオススメするぞ。
自動車ローン(マイカーローン)

続いて自動車ローンだ。
マイカーローンとも言うな。

住宅と自動車がローンの2大巨塔だよな。

そうだな。
大体の人はこのどちらかは利用していることが多いんじゃないかな?
自動車ローンの主な内容は以下の通りだ。
自動車ローン
種類 : 目的別(車両等購入)
金利 : 変動金利 ※固定金利も可能
貸付種類 : 証書貸付
担保 : 無
特長 : 車両購入と同時の部品購入にも利用可能・主に個人間売買は利用不可・銀行、信販、ディーラーで利用可能

自動車ローンは車の購入代金だけで無く、カーナビやタイヤなどのオプション費用にも利用できるので、知っておくと良いぞ。

また、自動車ローンの特長としては、銀行だけで無く、信販会社やディーラーでも利用可能な物が多いと言った点が上げられるぞ。

ディーラーっていうとTOYOTAとか三菱とかそういった自動車メーカーのことか?
信販会社って何だ?

ディーラーは自動車メーカーの認識でも良いぞ。
信販会社っていうのはオリコやジャックスといった、金融機関で借入を行った時に利用する保証会社のことだ。

へえ、保証会社が銀行を介さずにローンを取り扱っているんだな。

これらの違いをざっくりと説明すると
金利の高さはディーラー>信販>銀行
審査の厳しさは銀行>信販>ディーラー
となるケースが多いようだ。

金利は銀行が有利だけど、審査はディーラーが有利なんだな。

基本的に金融機関の審査が一番厳しいと思って間違いないぞ。
逆にディーラーは自分の会社の商品を売る時に同時に利用させることで、車の売却代金に加え金利収入も手に入れられるので審査も甘い事が多い。

車も売れて金利も取れてウハウハだな。

一つ注意点というかアドバイスだ。
ディーラーでのローンは金利の引き下げ交渉が出来たり、特別金利が利用できる場合もあるので、物によっては金融機関よりも条件が良いこともあるので、事前に確認してみると言い。

なるほど、そんなうまい話もあるんだな・・・
そういえば固定金利も選択可能なのか?

ああ・・・一応選択可能だが、オススメはしないぞ。
自動車ローンの借入期間を考えると金利上昇リスクは高くないにもかかわらず、場合によっては変動金利よりも1%程度も金利が高くなるケースもあるんだ。
どうしても固定が良いと言う人以外は変動金利を選択することを進めるし、そもそも金融機関なんかも固定金利の説明は、ほぼしないと思うぞ。

なるほど~、借入期間は長くても5~7年程度が多いもんな。
確かに金利1%上乗せをする程のメリットは感じないな・・・
③ カードローン

お次は簡単に借入と返済が自由に行えるカードローンの紹介だ。

CMでもよくやってるよな。
比較的金利が高めな印象だな。

他の借入に比べて自由度が高く、審査も甘めなことが多い。
確かにその分金利は高めに設定されているな。
カードローンは以下の通りだ。
カードローン
種類 : フリー
金利 : 変動金利
貸付種類 : リボルビング
担保 : 無
特長 : 限度額内であれば必要に応じ自由に借入可能・返済日以外でも自由に返済可能・借主によって金利が変動・消費者期でも利用可能

カードローンは今までのローン商品と違い、申込時に専用のカードを発行するぞ。

申込時にカードの利用可能額が設定され、その限度額までは好きなタイミングで自由に借入が可能だ。

今までのローン商品は契約時にお金を受け取る感じだったよな?
追加で必要な時は面倒だと思ってたけど、逆にこっちは随分楽そうだな。

使いやすさが一番のウリと言っても良いな。
枠を作るだけならお金もかからないから、万が一の備えとして枠だけ持っておくという方も多いようだぞ。

リボルビング形式という他には無い借入方式というのも大きな特徴だ。
枠内であれば自由に借りたり返したりすることが可能で、返済を行うと枠が再度利用可能となる。
以下の例を参考にしてくれ
借入可能額100万円の場合 ※利息は考慮せず
① 50万円借入 ⇒ 借入可能額 残50万円
② 追加で50万円借入 ⇒ 借入可能額 残0円
③ 30万円を返済 ⇒ 借入可能額 残30万円

他のローンだと返済したお金を再度借りることは出来ないけど、カードローンだと再利用できるって認識であってる?


次元大介が使ってるやつだな?
確かに解りやすいぞ!装填数は限られているけど、弾を補充すればまた撃てるよな。

実際にリボルバー拳銃に置き換えると解りやすそうだな。
リボルバー部分が100万円、銃弾が借入可能額だ。
20万、30万の弾を撃って(借入)も、新しく弾を装填(返済)すれば、再度発砲可能(再借入可能)だぞ。

個人的にはロケットペンシルも解りやすいと思うんだが・・・

年がバレるぞ(笑)

お?やんのかゴラ

あとはカードローン=消費者金融といったイメージが強い事も特長かな。
よく聞くアイフル、レイク、アコム、プロミスなどはカードローンが主流だ。
最近だとアプリローンなんかも増えてきているから、今後は徐々にそっちにシフトするかもしれない。

確かに、消費者金融の方が有名な気がするな。
UFJとか三井住友とかも最近はカードローンのCMを見るようになったけど、未だに消費者金融のイメージが強い。

最後に注意点だ。
かなり簡単かつ自由に利用可能な商品だから、限度額を高額にしていると、ついつい使いすぎてしまうことが多い。
他のローンと比べてかなり金利が高い(14%以上のケースも多い)ことも多いから、可能な限り利用を控えて、計画的に利用するようにしてくれ。

用法用量を守って正しく使うんだぜ!
④ フリーローン

フリーローンはざっくり説明すれば、名前の通り自由に使うことが出来るローンの事だ。

家とか車を買う時に利用する目的ローンと違って、名前通り自由に使えるのがフリーローンになるんだな。

商品にもよるが、殆どの場合債務整理に利用可能なのも特長だな。
以下がフリーローンの説明だ。
フリーローン
種類 : フリー
金利 : 変動金利 ※固定金利も可能
貸付種類 : 証書貸付
担保 : 無
特長 : 使い道は自由・債務整理にも利用可能・金利は高め

先ほど説明したカードローンとの一番の違いは、こちらは返済するのみで追加で借入は行えないという点だな。

自動車や家といった理由が無くて、本当にただただお金が必要な時に利用できるローンなんだな。

住宅ローン等と比較すると高い金利になるが、それでもカードローンと比べると低い金利になる事も多いので、どうしてもお金が必要な時はまずフリーローン利用を検討すると良いぞ。

ただしカードローンのように自由に借入と返済を行うことは出来ない。
出来るのは住宅ローンなどと同じく、決まった返済日に返済を行い、ローンを完済させることだけだ。

自由に借入や返済を行いたい人はカードローン
借りるのは一度だけでいい人はフリーローンを使う方が良さそうだな。

その通り。自分の状況に応じて使い分けるといいと思う。
こちらは自由度が低い分、使いすぎる可能性は少ないだろうし、返済日に口座から自動的に引き落とされるので延滞をしてしまうリスクも低い。

特長の一つでもあるんだが、フリーローンとは合法的に債務整理に使用できる最高の方法だ。
商品によって変わるが、債務整理を禁止していない限りは利用可能だ。

債務整理って具体的にどんな感じで使うんだ?

主に消費者金融(サラ金なども)での借入や、クレジットカードのリボ払いや分割払いの整理が該当するぞ。
フリーローンも他のローンに比べると高い金利ではあるが、それでも上記のような借入に比べれば金利は低い。
多少手続きが面倒な点は否めないが、金利を低く抑えつつ複数借入をまとめられるので、借金で首が回らないような人には特にオススメな使い方だ。

なるほどな~、金利の高い消費者金融を2~3社利用しているような人も多いみたいだし、それなら金融機関のフリーローンを利用して金利を下げつつ一本化できる方が色々な面でお得そうだな。

ただし、金融機関の商品なだけあって審査は行われるので要注意だ。
他のローンに比べると審査は緩いが信用情報に問題があると通過しづらいのは同じだ。
困っている人は延滞などの事故を起こす前に、すぐに金融機関に相談する事をオススメするぞ。
まとめ

今回は特にメジャーな4つのローン商品について解説した。
下記にオススメポイントや注意点等をまとめておくので最後にもう一度確認して見てくれ。
① 住宅ローン
・住宅購入時に利用可能な低金利商品
・団信や金利など自分に合った物を選択する必要があるので事前学習が重要
② 自動車ローン
・借入先によって金利が変化するので、条件をよく確認すること
・自動車本体以外にもオプション料金などにも利用可能な場合有り
③ カードローン
・申込時に決定された枠内であれば自由に利用可能
・リボルビング形式により返済を行えば枠内で再度借入が可能
・自由に使えるからと使いすぎには要注意
・金利は高め
④ フリーローン
・ローン商品で数少ない資金使途自由な商品
・カードローンと違い、借入後は返済のみ
・一度しか借り入れできない為、使いすぎを予防できる
・合法的に債務整理が可能 ※少数ではあるが債務整理に利用不能な物もあり
・カードローンより金利は低め

一括りにローンといっても、取り扱う金融機関や会社によって異なる点も多い。
これらはある程度の目安として捉えておき、自分が利用する際は契約書やパンフレットを確りと確認することをお勧めする。

自分の道は自分で決めるんだってばよ

もう少し細かい情報が知りたいというような要望があれば、別途記事を作成する予定だ。
聞きたいことがあればどんどん質問してくれると嬉しい。

どしどし質問送ってくれよな!