為替を制す者は投資を制す
少し言いすぎかもしれませんが、為替という仕組みはこれから投資を行っていく上でどうしても避けられないものです。
しっかりとした知識を持っていれば決して怖い物ではありませんので、1つずつしっかりと学んでいきましょう。
この記事では為替リスクについて簡単に学んでいきたいと思います。
為替リスクとは
正式名称は【為替変動リスク】といいますが、内容としては「為替相場が変動することにより損失が発生する危険性を表す」といったものとなります。
難しくて何を言っているのか解らない!
難しくて面倒だから考えたくない!
そんな方も多いのでは無いでしょうか?
では実際のケースで考えてみましょう。
例えば
1,000,000円をドルに両替をした時の相場が【1ドル=100円】とします。 ※手数料などの諸経費は除外して考えます。
この場合皆さんの手元には
A 10,000ドル【1,000,000円÷100円=10,000ドル】が残ります。
次に10,000ドルを再度円に両替をした時の相場が【1ドル=80円】だった場合。
皆さんの手元には
B 800,000円【10,000ドル×80円=800,000円】が残ります。
この場合Aのお金とBのお金はどのように変化したでしょうか?
答えは簡単です。
AとBを見比べると、100万円が80万円に減ってしまっていますね。
この場合円とドルを両替しただけで20万円もの損失が発生してしまいました。
このように、外貨と円を両替した時などに損失が発生するリスク、
これを【為替リスク】とよびます。
為替リスクは危険?
上記の様に両替するだけで損失が発生するなら、外貨へ両替する事は絶対にやめようと思う方もいらっしゃるかもしれません。
勿論個人個人の考え方がありますので、外貨を避けること自体は否定しませんが、必ずしもデメリットしか無いわけではありません。
為替には上記の様に損失が発生する場合もあれば、逆に利益が発生することもあるのです。
皆さんは
【円安】
【円高】
といった言葉に聞き覚えはありませんか?
海外旅行に行かれる方や、外貨での運用を行っている方であれば基本的な意味は理解できているでしょうが、日本では全く外貨に触れずに生活している人も珍しくありません。
円安と円高については別記事を作成しておりますので、そちらを参照下さい。
冒頭でも書いた
【為替を制する者は投資を制す】
と言う言葉は、少し言いすぎかもしれませんが、投資をする上で為替の動向は避けて通れないものですので、これを機に皆さんが為替を怖がらずに使いこなせるようになれば幸いです。