昨年の自分をチェックしましょう!
世間では新年度となりました。
この記事にある各項目をチェックすることで、昨年の自分がどのようにお金に向き合えていたかを確認することが出来ます。
一年の計は元旦にありと言いますが、お金に関しては新年度になった今こそ確りと確認しておきましょう!

新年度になり、生活環境が一変した方も多いでしょう。
年度の変わり目である今こそ、前年の反省と今年の目標を確りと立てるいい機会となります!
① 昨年の貯金額
昨年はいくら貯金が出来たか確りと把握できていますか?
千里の道も一歩から、自分の目標金額に向けてどの程度進めたか確認するのは重要です!
目標より少なかったですか?
目標を上回る貯金が出来ていましたか?
自分がどちらに当てはまるのか確りと把握し、今後の自分の目標を設定しましょう!
目標達成できなかった人
残念ながら、目標を達成できなかった人は最低限以下の2点を確認し、翌年以降の目標を設定する事が重要です。
・目標を達成できなかった人
① 目標を達成できなかった理由を明確にしましょう!
② 目標が妥当であったか検証しましょう!

目標を達成できなかったといって、絶望する必要は全くありません!
今一度去年の自分を振り返り、今年こそはと気持ちを切り替えて頑張ってみましょう!
目標を達成できた人
めでたく目標を達成できた人、一年間本当にお疲れ様でした!
自分で自分の計画性をほめてあげつつ、翌年以降の計画作成を行いましょう!
・目標を達成できた人
① 目標が妥当だったかを検証し、次年度以降も達成可能な目標設定をしましょう!
② 目標達成のために我慢しすぎていないか、今一度考えてみましょう!

目標を低くしすぎていないにも関わらず、目標を達成できている場合、我慢をしすぎている危険性もあります!
高い目標設定に固執しすぎずに適度に息抜きをしながら翌年以降も頑張っていきましょう!
② 月の支出と年間の支出
月々の支出を確りと把握できているでしょうか?
日々の支出を確りと把握して生活する事で①の目標設定を達成する事が可能です。
特に抑えておくべき項目を以下にまとめますのでご確認ください。
特に確認すべき支出項目
① 食費 ⇒ 外食や特殊な購入が無ければほぼ一定です。食品ロスや無駄な購入が無いかを確認するのが有効です
② 保険料 ⇒ 自分の生活状況に見合った保険料かを最低でも一年に一度は確認するようにしましょう
③ 通信費 ⇒ ネット料金や携帯料金は高額ではありませんか?格安プランで問題ないのであれば早急に乗り換えるのが重要です
④ 遊行費(交際費) ⇒ 極端に大きくなければ問題ありませんが、常に高額な金額が発生している場合は見直しが必要です

ざっくり上記4点くらいは確認しておくといいでしょう。
②、③はあまり確認する機会は多くないため、ここで無駄が発生している家庭はかなり多いです。
収入を増やすよりも無駄な支出を減らすほうが簡単です!
無駄を減らして無理なく目標達成を目指しましょう!
③ 現在の資産額
現在の資産額を確りと把握できているでしょうか?
口座の残高が解らないなんてことはあり得ないと思っている人も多いでしょうが、ここで確認するべきと言っているのは貯蓄額ではなく資産額です。
昨今は投資信託やiDeCoなどで運用を行っている方も多いかと思います。
中々自分の資産が総額いくらなのか確認する事は少ないのではないでしょうか?
このタイミングで自分の資産状況を確認する事で、将来にむけた正確な資産形成を行う事が可能です!

貯金残高はもちろん、投資信託残高、iDeCo残高なども確りと把握しておきましょう。
ここでの注意点は、当たり前の事ではありますが投資商品の残高はみなし残高であって、今後も増減する可能性があるという事を確りと理解しておくことです。
④ 毎月概ねの予算を設定している
ほとんどの方は無意識のうちに行っているかもしれませんが、確りと意識して行う事も重要です。
自分の収入に合わせて各支出の金額を決める事で、今までなんとなく支払っていた金額に整合性があるのか?無駄がないのかを確認する事が出来ます。
とはいっても突発的な支出はありますし、物価上昇により予算をオーバーする事は頻繁に発生するかと思われます。
あくまでも概算で構いませんので、必ずしもその予算以下にしなければならないわけでは無いことを覚えておくといいでしょう。

ざっくり食費10万、通信費1万、水道光熱費4万など大まかに設定するといいでしょう。
重要なのは予算をオーバーした時に何故オーバーしてしまったのかを確りと確認し、そこに無駄がないかを精査する事です。
⑤ 突然の出費に対応できる資金を用意しておく
上流階級でも中流階級でも、突然体に不調をきたし、仕事を行えなくなる可能性は誰にでも存在します。
日本は保険制度が充実していますので、医療費に関してはある程度賄えるケースが多いですが、休職期間が長期になった場合、生活費や税金、人によっては住宅ローン支払などで大きな影響が出る危険性があります。
そのため、自分に万が一の事態が発生しても当面の間(3か月程度)は対応できるようにある程度の資金は確保しておく必要があります。

生活状況によって必要な資金は増減しますので、一年に一回は確認しておくことをお勧めします。
⑥ ライフプランに合わせた資金を把握している
人によってライフプランは大きく異なります。
新年度という節目の時期に今後の自分が5年後10年後にどのような生活をしており、どの時期にどの程度の資金が必要となる可能性があるのかを確りと把握しておきましょう!

ライフプランとは【25歳で結婚】【30歳で第一子誕生】【35歳で一軒家購入】などいわゆる将来設計の事です。
もちろん実際にそうなるかはわかりませんが、ライフプランを考えておくことで、今後自分が用意しておかなければならない資金などを大まかに予想する事が可能です。
⑦ 年間で発生する住宅関連費用を把握する
生きる上で基本的に発生するであろう衣食住の住です。
賃貸なのか持ち家なのか?
プロパンガスなのか都市ガスなのかオール電化なのか?
各ご家庭、各個人によってどの程度の費用が発生するのかはマチマチです。
家賃はともかく、水道光熱費などは月の金額は把握していても年間の金額を把握できていない人は多いのでは?
この住宅関連費用は無くなることがほぼ無く、一般的には支出に占める割合が高くなりがちですので確りと把握しておくことが重要です。

最近ですと1年前と2年前の光熱費を比較するだけでもかなり大きな違いが出ているのではないでしょうか?
生きる上でほぼ必須項目の支出ですので毎年確りと確認する事で無駄を省くことが可能です!
⑧ 老後の備えを行っているか
人によって大きな違いが出る項目となります。
政府が発表した老後2,000万円問題が大きな話題となりましたが、あれは生活状況によって大きく増減する事が解っており、あくまで参考程度とすべき金額かと思われます。
しかしながら、昨今の物価高を鑑みるに公的年金のみで老後の生活を維持するのはかなり厳しいことに違いはないでしょう。
ここでは老後の備えとして有効なiDeCoや年金保険、積立貯金などの備えの確認を行う事をお勧めします。
老後の自分を守るのは今の自分です。安定した老後を過ごすためにも今から可能な限り備えを行っていきましょう。

iDeCoは毎年の節税を行う事も可能な、国が推し進めている最高の制度です。
60歳まで一切解約する事は出来ないというデメリットはありますが、生活費に余裕のある方はぜひご利用ください!
⑨ 加入している保険の内容を確認
医療に関して言えば、公的保険制度の充実している日本では医療保険に加入していない人も増えてきていますが、それでも大多数の人は医療保険に加入しているのが実情です。
他にも生命保険や自動車保険、学資保険、最近では自転車保険などの知名度も上がってきていますね。
皆さんも何かしらの保険に加入しているケースが多いかと思われますが、内容について確りと把握しているでしょうか?
保険が利用できる病気の範囲や、必要な入院日数は把握していますか?
万が一の時に保証が使えないなんてことはありませんか?
自分を守るために加入した保険だからこそ、今一度自分を確りと守ってくれる保険内容なのかを再確認してみましょう!

例えば入院保障。
昨今の病院は長期入院する事もかなり減っています。
一日10,000円の補償などが付いている医療保険は未だに根強い人気を誇っていますが、果たしてそれに見合う日数を入院する事が出来るのでしょうか?
この保証を外すだけで保険料が半分以下になるケースもあります。
本当に自分に必要なのかは確りと確認すべきではないでしょうか?
生命保険ですと結婚した時、子供が生まれた時などで補償内容を見直す必要があるでしょう。
独身であれば保証は最低限で構いませんが、結婚している場合や子供がいる場合ですと万が一に備え保証を大きくする必要があるのでは?
⑩ 子供にかかる費用について
こちらは子供がいる場合に限る項目となります。
子供一人にかかる教育費として有名なものに【全て公立で800万円】【全て私立で2,400万円】というものがあります。
これらはあくまで平均での計算ですし、進路によって大きく乖離する可能性があります。
また、これはあくまで教育に関する費用でありそれ以外の生活費全般の費用は平均で【2,000万円程度】となっています。
そのため子供を養うためには2,800万円~4,400万円程度必要となる可能性がありますので要注意です!
もちろん一括で必要となるわけでは無く、子供の成長に応じて段階的に発生する費用です。
各ご家庭の経済状況を考慮しながら、時間をかけて少しずつ準備を行う事が重要です。

昨今は子供を育てることが贅沢と言われているようです。
この金額を改めてみるとその通りだなあと感じてしまいますね。
まとめ
以上が新年度に確認をおすすめする10項目です。
日々過ごしているとなんとなく見逃してしまう項目もありますので、今一度自分の状況を確認し、今後のライフプランを設計する上で有効活用していただければ幸いです。