この記事で解る事
高額な医療費が発生した場合に、分割で支払いを可能とする【医療ローン】
医療ローンを利用する為には借り入れ条件や申し込み方法、確実性の高い返済計画を設定することが重要です。
この記事では医療ローンの特徴からメリットデメリット、申込方法などを解説いたします。
医療ローンを検討する前に確りとこの記事を確認してみてください!
医療ローンとは
医療ローンとは・・・☟
医療行為を受けた際に支払う費用に充てることが出来るローン
利用の多い主な対象は・・・入院費、人間ドッグ、歯列矯正、美容整形など・・・
名前の通り、医療費に充当する為のローンですので医療費以外に利用することはできません!
医療費以外に利用する事はできませんが、高額な医療費を分割で支払う事が可能ですので、特に美容整形など保険を利用できない高額な医療費にもってこいのローンです!
医療ローンの種類
医療ローンを取り扱っているのは大きく分けると☟の種類です。
① 金融機関 ② 信販会社
金融機関と信販会社では金利や審査基準に大きな違いがあるので確りと確認しておきましょう!
① 金融機関
○○銀行、○○信用金庫などの銀行全般がこちらです。
信販会社と比較すると・・・
・審査 ⇒ 厳しい
・審査結果までの時間 ⇒ 遅い(1~2週間)
・金利 ⇒ 低い
② 信販会社
厳密には違いますが、ざっくり言うとクレジットカードを発行している会社がこちらに該当します。
有名どころは【オリエントコーポレーション】【ジャックス】【セディナ】等です。
金融機関と比較すると・・・
・審査 ⇒ 甘い
・審査結果までの時間 ⇒ 早い
・金利 ⇒ 高い
どちらがおススメ?
金融機関と信販会社のどちらが良いかはその人によりますので、一概にどちらがおススメとは言いにくいのですが・・・☟
・今すぐ医療ローンを利用したい方 ⇒ 信販会社
・可能な限り金利を低く利用したい方 ⇒ 金融機関
ざっくりこの2点で検討するといいかと思います。
☟で決めるのも良いですよ!
・時間が無い ⇒ 信販会社
・時間がある ⇒ 金融機関
・信用情報が怪しい ⇒ 信販会社
医療ローンのメリット
医療ローンの利用を行った場合のメリットとは何かを紹介します。
自分の利用目的と合致しているかを事前に確認しておきましょう!
① 金利が低め
医療ローンは医療費の支払いにのみ利用可能なローンです。
資金使途(使い道)が限定されているため、自由に利用できるカードローンやフリーローンに比べると金利は低く設定されています。
特に金融機関のローンであれば審査は厳しいですが金利は低くなりますので、返済時の金銭的負担を大幅に軽減する事が可能です!
信販会社の金利は高めになりますので、場合によってはカードローン等の金利の方が低いなんてことも・・・
利用前には確りと金利を確認しておきましょう!
② 保険外の医療費にも利用可能
医療費の支払いであれば本来は保険診療となりますので、実際にかかった費用の1~3割程度しか請求されないケースが殆どですが、☟のように保険外の医療行為も存在します。
・歯列矯正 ・美容整形 ・先進医療 ・レーシック
このような保険外診療は他の保険診療と比較すると高額になりがちです。
かかる費用はピンキリですが・・・
歯列矯正:100万円
美容整形:200~300万円
先進医療:100~500万円
レーシック:50~150万円
☝のような医療費が請求する場合が多いようです!
医療ローンを利用するとこれらの高額医療費を分割支払いする事が可能です。
一括で支払いが難しい方でも分割であればこのような高額医療を受けることが可能となります!
③ 医療機関の窓口申し込みが可能な物も ※信販会社のみ?
医療機関と信販会社が提携している場合は、医療機関の窓口で直接申し込みが可能です。
金融機関のローンであれば事前申し込みのうえ、銀行窓口での契約が必要ですが、この方法であれば面倒な手間を省きながら医療ローンの利用が可能です。
医療機関の窓口で直接申し込み可能なので、場合によっては受診~治療完了までを一日で完結する事も可能です!
時間が無い方、スピード重視の方にはお勧めな方法です!
医療ローンのデメリット
医療費の負担を軽減する事の出来る医療ローンですが、それなりのデメリットも存在します。
利用前に確りとデメリットを抑えておきましょう!
① ローン審査に時間がかかる ※特に金融機関
信販会社であれば比較的審査の時間は短いですが、金融機関ですと早くとも数日~2週間程度の時間がかかります。
審査に通過するまではお金を借りることは出来ませんので、急ぎで医療費を支払わなければならないケースですと利用が不可能となったり、立替の必要性が発生してしまいます。
審査に落ちる可能性もありますので、100%利用可能ではないことを確りと意識しておきましょう!
② 選択肢が少ない ※特に提携ローン
住宅ローンや自動車ローンと比較すると医療ローンはメジャーではないので、金融機関によっては取り扱いが無いケースも存在します。
また、医療機関と提携しているローンですと更に数は減りますので、そもそも選択できる商品の数が少なくなるというデメリットが発生してしまいます。
住宅ローンであればその気になれば数十社から選択する事も可能ですが、医療ローンですと数社、提携しているローンに限定すれば一社しか選択できないなんてことも・・・
③ 転院できなくなる可能性も ※提携ローンの場合のみ?
医療機関と提携しているローンを利用した場合は、その医療機関以外でのローン継続が不可能となるケースも存在します。
何らかの事情があってやむを得ず転院する場合でも、残債を一括請求されてしまう可能性があります。
事前に転勤や転居など、転院する可能性が解っている場合は、転院する場合のローン取り扱いについて事前確認しておくと良いでしょう。
医療機関が別の医療機関と提携している場合や、利用している信販会社が転院先の医療機関と提携している場合ですと、既存のローンをそのまま移管する事が可能となるケースもありますよ!
医療ローン申し込みに必要な物
医療ローンを申込際に必要な物は、契約先によって異なります。
☟に主な必要な物をまとめますが、実際に医療ローンを利用する際は確りと先方に確認を取るようにしてください!
最低限必要な物
・本人確認書類 : 免許証、マイナンバーカード、パスポートなど
・印鑑 : シャチハタ不可のケースが多いので要注意!
・通帳 : 通帳が無い場合はキャッシュカードでも可
・見積書 : 医療ローンの資金使途及び金額の解るもの
・収入証明書 : 源泉徴収票、確定申告書類など
未成年の場合は保護者の同意書、もしくは連帯保証人が必要となるケースもあります。
口座引落でない場合はクレジットカード支払いとなるケースもあります!
契約時に必要な物が無いなんてことにならないよう事前にしっかり確認しておくようにしましょうね!
医療ローン申し込みの流れ
ローンを利用する際の流れは主に☟の順番で進みます。
① 必要書類用意
② 審査申し込み
③ 審査
④ 審査結果連絡
⑤ 契約
⑥ 借入+医療費支払
⑦ 返済
⑧ 完済
金融機関での借入の場合は本審査の前に事前審査が発生するケースが多くなりますので、③事前審査⇒④結果連絡⇒⑤本審査⇒⑥結果連絡⇒⑦契約・・・と一手間増える(時間がかかる)ことになるので注意してください。
ローン審査に落ちてしまったら?
ローン審査に落ちる理由は様々ですが、万が一審査に落ちてしまった場合は冷静に審査落ちとなった理由を考えることが重要です!
審査落ちの場合はコチラも要確認!
医療ローンの場合は☟の対策も有効です!
① 自己資金を用意する
審査に落ちた理由が金額であった場合、自己資金を用意する事で対処可能となるケースがあります。
借入額が大きいことが問題であった場合は・・・
自己資金を用意⇒借入額減少⇒審査に通過しやすくなります!
② 時間をおく
医療ローンの対象となる医療行為であれば先進医療以外は然程急を要する物では無いケースが大半です。
信用情報に問題がある事が審査落ちの理由なのであれば、時間を置くことでクリアする可能性があります。
信用情報登録は問題解決後5年程度経過で登録が消えます。
※問題解決後5年程度経過ですので要注意!
③ 他のローンを検討する
医療ローンの審査に通過できなかったが、どうしても直ぐにローンを利用したいという方は他のローンを利用する事も検討してはいかがでしょうか?
カードローンやフリーローンであれば医療ローンよりは審査が甘いので、借入可能となる可能性はあります。
審査が甘い分、金利は高くなる可能性が高いので、時間が無い方以外はあまりおススメできない方法です・・・
まとめ
以上が医療ローンを利用する前に確認すべき項目です。
医療ローンは医療行為で発生した費用にのみ利用可能な目的別ローンです。
どこで利用するかによって審査基準も金利も異なりますので、申込前に確りと確認する事が重要です。
最後に☟へポイントをまとめますので今一度確認しておいてください!
・医療ローンは医療費にのみ利用可能
・金融機関か信販会社で利用可能
・金融機関 ⇒ 審査厳しい 遅い 金利が低い
・信販会社 ⇒ 審査甘い 早い 金利が高い
・審査落ちした場合は必ず理由を分析
・状況に応じた対策を考える
ローンは借金です
医療ローンを利用するほどの医療行為を受ける必要があるのか・・・
今一度確りと確認する事も重要ですよ!