本記事はローン対策一覧表の各項目を詳細に解説している記事となります。
本記事をご覧頂く前に以下の記事をご覧頂くと理解が深まりますのでよろしく御願い致します。
年齢(申込時/完済時)
年齢に関してですがこれには【申込時年齢】と【完済時年齢】の2項目が存在します。
【申込時年齢】に関しては、金融機関の多くが20歳以上というような下限を設けています。
理由としては社会人として給与を受け取るのが概ね20歳以上である事、成人年齢が20歳以上であったことが要因です。
成人の年齢が18歳以上に変化した事から今後18歳以上が下限となる事も予想されます。
また、後述する住宅ローンなどで重要視される【完済時年齢】との兼ね合いで、申込時年齢の上限が設けられることもあります。
完済時年齢75歳未満⇒35年ローンであれば申込時年齢は40歳が上限となりますね。(40+35=75)
【完済時年齢】は75~80歳未満が条件とされることが多いようです。
一般的に高齢者になるにつれ金融機関が回収できる可能性(死亡/年収低下など)は下がっていきますので当然です。
ローン商品によっては返済年数を●年~●年の間と期間設定している物が殆どですので、借入可能な年数とは
【申込時年齢】【借入可能年数】【完済時年齢】の3項目を全て満たす年数となります。
ローンの借入期間を知りたい場合は各ローンの以下の全項目を満たすべし!
① 申込時年齢
② 借入可能期間
③ 完済時年齢
(例)
50歳男性が
②借入可能期間10~35年
③完済時年齢75歳未満の住宅ローン申込を行うケース
⇒ ③の条件からこの男性が借入可能上限は25年(75-50=25)
勤続年数
勤続年数についてはローン商品や金融機関によってまちまちです。
3年以上を必要とするローンもあれば、6ヶ月以上で良いローンもあります。
基本的には申込時の必須条件ですので、勤続年数が不足する場合ですと以下の方法しか有りません。
① 時間をおく
② 別の商品を探す
③ 金融機関に交渉する
③の交渉に関しては、交渉で通過するのは稀ですのであまり有効ではありません。
転職をお考えの人は、転職後の勤続年数となってしまいますので注意が必要です!
可能な限り融資実行後に転職を行う様にしましょう!
勤続年数についての注意点
・ 勤続年数は申込の必須条件!年数が足りなければ時間をおくのが一番です。(可能性は低いけど交渉もあり?)
・ 転職前に融資実行まで完了させよう!
※審査通過後や契約完了後でも融資実行前に転職した場合取り消しの恐れがあるので要注意!!
健康状態
ローンの借入に健康状態が関係あるのか?
とお考えの方も多いかと思いますがローンによっては大きな影響があります。
影響が大きいローンとはズバリ住宅ローンです!
住宅ローンで健康状態が重要な物といえば団信生命保険が挙げられます。
団信生命保険とは以下の様な物です。
団信とは?
・団信とは=団体信用生命保険の事で、住宅ローンに特化した生命保険。
団信加入者に万が一の事が有った時に、住宅ローンの残債が0になる保険。
・住宅ローンの借入時、もしくは借換時のみ加入可能で、後から加入することは出来ない。
・各保険によって告知内容が異なり、健康状態によっては団信加入が不可能となり、
同時に住宅ローン利用も不可能となる場合がある。
借入者がガンになったり、亡くなった時に住宅ローンの借入が0になる。
といった話を聞いたことはありませんか?
それはガンや死亡時等に、団信を使用したことで返済されたからです。
団信保険の加入は必須項目ですが、保険料の多くは住宅ローンの金利に含まれているため(金利上乗せで加入可能な物も多く存在します)、予想外に大きな費用が発生することはありませんのでご安心下さい。
ただし、中には別途保険料が発生したりする物もあるので注意が必要です。
今は様々な団信が存在しますので、各保障内容と保険料を考慮した上でよく吟味して選択する必要があります。
団信についての一番の注意点は
虚偽の申請を行わないこと!!
これにつきます。
万が一虚偽の申請を行ってしまった場合ですと、団信を利用するような事態(ガン発症や死亡など )となった場合でも
団信保険の支払が行われない事となります。
そんなことになった場合残された家族は住宅ローンの支払が出来ずに、家を売りに出すことになる恐れもあります。
家族の為にも自分の為にも虚偽は絶対にダメです!!
・団信の加入は住宅ローン申込時の義務。
・保障内容や保険料は様々。自分たちに合った団信を選択しよう。
・最近は就労不能に対する保障を行う団信もあるので要チェック!
・虚偽申請は絶対ダメ!万が一の時に利用できない!?
・健康なことが一番!健康な内に住宅ローンを検討しよう。
健康を害した後だと加入できる団信が一気に減少すると供に、保険料が高くなる恐れがあります。
健康な内、若いうちに住宅ローンを利用するのがオススメです!