ローンを延滞すると どうなっちゃうの? プロが解説!

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ローン延滞の代償とは?

住宅ローンをはじめかなりの人が利用しているであろうローン商品ですが、

このローン、延滞するとどのような代償があるかはっきりと知らない人も多いのではないでしょうか?

実は延滞をしてしまうとローンを利用している金融機関から一括返済を求められてしまう可能性があるのです!

この記事ではそんなローン延滞の危険性と対処法について解説していますので、ぜひ最後まで確りとご覧ください。

ローン延滞をしてしまいそうになったら・・・

まずローンの延滞をしないことが重要ですが、どうしてもやむを得ない理由によって延滞をしてしまう人も中にはいるでしょう。

重要なのは延滞をしてしまいそうになったら【事前】に金融機関へ相談を行う事です。

意外に思うかもしれませんが、実は事前に相談を行った場合、金融機関によっては今回の引落のみ待ってくれたり、利息のみの返済にしてくれたりと、かなり柔軟な対応をしてくれるケースも少なくありません。

金融機関も回収不能になる位であれば、譲歩してくれる可能性はかなり高いです。

こちらも参考までにご覧ください!

延滞をしてしまった・・・どうなる?

ローン返済を延滞してしまった場合、その理由に関係なく金融機関は延滞は延滞として機械的に処理を行います。

※金融機関に相談し、特例対応となった場合を除く

金融機関に相談なく延滞を行った事により以下の問題が発生する可能性があります。

① 今後ローン借り入れをはじめ各種審査に通過しにくくなる。

② 現在利用中のローン借り換えがほぼ不可能となる。

③ ローンの全額返済を求められる可能性がある。

各項目について少し詳しく解説します。

① 審査に通過しにくくなる

なんとなく察しはつくかもしれませんが、ローン延滞は金融事故情報となります。

そのため、個人信用情報に登録がなされることとなりますので、

新規借り入れなどの個人信用情報を照会する必要があるような手続きでは延滞の事実が発覚してしまうので、ほとんどのケースで審査落ちとなる可能性が高くなってしまいます。

この延滞情報は数年程度は信用情報照会で確認できてしまいますので、自分が思っている以上に今後の生活に影響を与える可能性があります。

ローン審査、クレジットカード審査、携帯の分割購入審査など意外と多くの影響が発生します。

また、延滞をした金融機関は半永久的に情報を保管していますので、同じ金融機関でのローン利用は今後不可能と思ったほうが無難です。

② ローン借り換えが不可能となる

こちらも当然と言えば当然ではありますが、借換がほぼ不可能となります。

A社で延滞した人がB社に借換の相談をしたとして、果たしてB社はお金を貸してくれるでしょうか?

答えは否です。金融機関において一度でも延滞をした人は信用される事はありません。

余程やむを得ない理由であれば綿密な打ち合わせの上で承認されるケースも0ではありませんが、一般的な個人のケースですとそこまでの特例扱いを行う事はほぼ無いでしょう。

③ ローンの全額返済を求められる

こちら超重要です。

実際に全額返済を求められるケースが少ないこともあり、一般的には知られていないケースもありますが、実は契約書にも書いてある超重要なデメリットです。

ローン利用の契約書をよく読んでみると【期限の利益】という項目があります。

少し複雑なのであまり説明しない担当者もいますが、

ローン返済日まで少しずつ返済をする限り全額返済を求めない = 期限の利益 となります。

つまり、ローン返済を確り行っている限りはこの期限の利益により、全額返済を求める事はありませんという事です。

しかしながら、契約書には多くの場合【決められた返済を履行しない場合期限の利益を喪失する】と記載があるはずです。(文面の違いはあれど同じような内容なはずです)

これは延滞すれば期限の利益を失う=全額返済をされない権利が無くなるという事となります。

その為、延滞した時点で全額返済を求められても断ることはできなくなるというわけです。

実際確りと説明されていないケースも多いです。

延滞しちゃった・・・どうしよう

兎にも角にも金融機関に相談+延滞分の返済でしょう。

先ほど述べた全額返済はかなり手間がかかるので、すぐに延滞を解消すれば小言を貰うだけで終了する可能性がかなり高いです。

信用情報の登録については金融機関判断なので何とも言えませんが、最悪の全額返済だけでも防ぐことが重要です。

また、返済及び金融機関への連絡時に今後の支払いについても確りと相談する事で、再度延滞を防ぐ事も可能ですし、毎月の返済額を減らすことも出来るかもしれません。

まずは謝罪及び返済です。

確りと対応すれば然程大きな問題になる事はないケースが大半です。

まとめ 大きな問題にならないために・・・

ローン延滞はしたくないと思ていても、やむを得ない理由で延滞せざるを得ないというケースもあるかと思われます。

重要なことはすぐに返済すればいい、来月払えばいいなど、延滞という行為を簡単に考えるのではなく、確りと金融機関へ事前相談もしくは事後相談を行うことです。

確りと誠意ある対応をすることで大ごとになる事を防ぐ事も可能です。

以下3点さえ守っていれば、よっぽど悪質でない限り大ごとにはなりません。

常日頃から意識を確りと持つようにしましょう!

延滞を甘く見ない(信用情報に傷、借換不能、全額返済の可能性)

・延滞しそうになったら事前に金融機関に相談

・相談なしに延滞してしまったらすぐに相談+返済

どうしようも無くなってしまう前にプロに相談する事も重要です!

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